2017J1リーグ第14節ホーム川崎戦記【盾鉾の闘い、再び】

待ちに待ったダービー。

入場.JPG

相手川崎には、昨年2敗を喫しており、特にセカンドハーフのアウェイ戦では、ギリギリのところで決められ、東急電鉄の車掌の帽子をかぶってミニ列車にまたがる小林悠を呆然と苦々しく見つめていた記憶が未だ新しい。

今日は絶対負けれない。
そういう気持ちは強いものの、冷静に判断すると、チームの実力という面では、現時点川崎の方が上であることは認識せざるを得ない。

以前の川崎 横浜ダービーと言えば、
盾鉾の戦いの象徴と言えるような展開、
堅守のマリノスに川崎のアタッカー達が猛然とと挑むというのが多かったように思うが、最近の川崎は守備が安定してしまってスキのないチームになている反面、マリノスは崩されることが多くなってるし。

しかし、マリノスだって徐々に良くなっている部分もあるし、何が起こるか分からない。

選手を信じ大観衆の応援で後押しするのみ。
ゆっくりした入りから試合開始直前はマリノスが主導権をとったかに見えたが徐々に川崎が試合をコントロールするようになる。
川崎のボール回しは流石としかいいようがない。効果的なパスにより徐々に追い込まれる。
中村憲剛は好調だが、それでもマリノスの枠内被シュートは前半 1本か2本ではなかったろうか。

前半0-0で抑え切った。
これで勝ち切るチャンスは出てきた。
後半はオープンな展開になるはずと予測したが、まさに開始早々オープンな展開。
この展開の中でゲームを先に動かしたのはマリノスだった。
ゴール裏は歓喜に沸く。
ゴール裏新人の皆さんも周りのサポさんとのハイタッチを
あまじゅん →マルティノスからウーゴへのワンタッチゴールには流石に川崎のディフェンスも追いつけない。

ウーゴがフィットして来たのか、マルティノスが合わせ方をわかって来たのか。
しかしまだまだ時間はある。

何度かカウンターでチャンスを作るも
川崎のポゼッションは極めて高く、何度も何度も攻め込まれ、ディフェンスは必死に跳ね返す。
ゴール裏の必死の応援、ジリジリとした緊張感が懐かしい心地よさに変わる。
あれ?これって。。そう、忘れかけていたあの盾鉾の闘いの緊張感ではないか?
今年に入って忘れかけていた堅守のマリノス、無失点への執念。
そして、その緊張感に張り裂けんばかりの声援を送るゴール裏。
そして80分を過ぎた頃、突然にチャンスがやって来る。
又もマルティノス、しかし富樫けいまんは目の前に放り込まれた処理の難しいボールを冷静にループでゴール枠に落とした。
勝負あった。
盾鉾の闘いをマリノスが制す。
初めての人は思っただろう。
随分、川崎におしこまれていたよねぇ。
しかし、従来からのマリノスサポーターも、多くの選手も知っている。
「川崎との試合はいつもそう。」
それでも、守るべきものが守り、決めるべきものが決めればマリノスは川崎に勝つのだよ。

勝利の雄叫び.JPG

マリノスは強かった。この日は強いマリノスが戻って来た。

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