真夏日の週末、17:30を過ぎると太陽も西に傾き、風が吹き体感温度は徐々に下がり始めた。
トリコロールランドでは、乙三バンドがちょいちょいマリノスネタを混ぜた歌と熱い演奏でサポーターの試合に向けた気持ちを盛り上げて行く。
地味ではありながらライブなどで地道に活動する乙三のステージは同じプロの立場として、マリノスというチームをそして自分自身を応援しているようで聞いていて心地良い。
試合開始の頃には体感温度も落ち着きスクエアの空に月が浮かぶ。
今日は、広島が再出発をする日、むつかしい試合になることは想定した。
前半は相手もおっかなびっくりの立ち上がり、守備に起点を置いているせいか、相手に全く迫力を感じない。
今年の広島は怖くない、と思ったのは 前半30分くらいまでか?
広島は試合の中で徐々に体勢を確立しマリノスの守備陣を脅かす時間を作るようになってくる。
マルティノスのいないマリノス攻撃陣は、片翼が正常に機能しない感じが否めない。
一方マリノスの守備陣は相変わらず好調で、特に飯倉は神がかっていた。
後半に入って学は左サイドに移動し水を得た魚となる。
やはり、左サイドの学は動きが違う。
後半5分ごろからのマリノスの猛攻で、得点まで至らなかったことが勝利を遠くした。
学から前田のゴールでスタジアムにいるマリノスサポーターは、最近の横浜の勝ちパターンが脳裏をよぎったに違いない。
しかし連敗で下位に沈む広島の勝ち点にこだわる気迫には感じるものがあった。
下位に沈んでいるチームとは思えない。
ほんの一瞬のマリノスのミスをついたアンデルソン・ロペスのゴールは、さすがにノーチャンス。
試合終了ギリギリまで、互いに勝利への執念を持って闘った。
結果は1-1のドロー。
乙三も横浜もそして広島もプロの仕事をした夜だった。
悔しい。悔しいけれど、今日のドローはまだまだ横浜が未熟であることを再考させられるゲームだった。
マリノスはこの夜の試合をしっかり反省し、 学び、成長してくれることを信じたい。
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