まだ吹田サッカースタジアムが無かった頃、アウェイガンバ戦でスタジアムグルメと言えば「でん」の焼き肉弁当だった。
当時はモノレールの駅改札から万博競技場まで屋台が並び、その中をかいくぐってビジター側でシート貼り。
(ガンバは昔から、レジャーシートで場所どりだった。)
その後。モノレールの駅に向かいながら、屋台を見て回るというプロセスだったが、大阪と言えど、意外にスタジアムグルメの価格は安くないし、たこ焼きのくくるもどんどん関東で食べれるようになるので珍しくなくなるし。
と言った具合。
そんななかで、ガンバのマスコットがどどーんと書かれたでんの焼き肉弁当のコストパフォーマンスは当時から圧倒的だった。
屋台では、キャベツの千切りが入った肉を大きな鉄板で炒めて、ご飯を最初から盛り付けてある弁当箱にどんどん入れて行く。
ご飯より焼肉の多い弁当が800円だったか850円だったか。
食べ盛りの子供の胃袋を満たす苦労をしていた小生としては、コンクリート打ちっぱなしのビジター席にござを敷いて子供たちと焼き肉弁当を食べるのが、お決まりだった。
吹田サッカー場になってから、でんの出店がなくなったと思っていたのだが、今回の遠征で発見。
ホームゴール裏の真ん中あたりに店名を変えて出店していた。そーだよねぇ。なんせガンバのスポンサーだし、おかしいと思ってたよ。
「おばちゃん、でんのロゴがこんな小さいとわからんやんか!、吹田スタジアムになってから亡くなったと思ってたわ!」
思わず、関西弁が出てしまう。
「なにゆーてんの、ここにしっかり”でん”てかいてあるやん。またきてやー。」
なつかしの焼き肉弁当は850円。ごはんより焼肉の方が多い。
何も変わってない。
なつかしかったー。
※注意
ホームサポーター席の真ん中なので、ビジターグッズをつけて入ることはできません。
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