無敵、青森山田を追い詰めた尚志に拍手【第97回高校サッカー選手権準決勝】

高校サッカー選手権準決勝、久しぶりの埼玉スタジアム2002に到着した時には雪が降っていた。

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第1試合は青森山田と福島の尚志高校。
今年の青森山田は相当強い。
これまでの試合を見る限り超高校級と言って過言ではなかろう。

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ただ、この試合に限って言えば尚志の善戦が眩しいくらい光っていた。
毎試合ゴールを決めているフォワード染野が、ワンタッチゴールで先制。
HTは尚志リードで1-0で折り返す。

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後半、青森山田に2点を奪われ逆転を許すも、更に染野の2ゴールで再逆転。
特筆すべきはこれらのゴールが染野一人のゴールではなく所謂インテグラルゴールであること。
いずれも素晴らしい崩しと決定力である。
組織的な連携が際立ち、辛抱強く守備をしては攻守の切り替え素早く阿吽の呼吸で周りの選手との連動でチャンスを作る。
ただ染野のシュートの精度は流石鹿島が目をつけるだけのことはある。

試合終盤、なりふり構わぬ攻撃陣の投入に青森山田の陣形が崩れていくように見えた。
個人技でゴールを目指すスタイルか、フォワード出身の三國は前線に残り前のめりに突き進む。
比べて尚志は落ち着いている。
このまま試合終了の笛がなるかと思ったが。。

三國を前線に残したことと監督の采配が奏功した。
アディッショナルタイムに途中交代の小松が僅かなチャンスを突いてゴール。
青森山田が追いついた。

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試合はPK方式により青森山田に軍配が上がったが、今年の青森山田をここまで追い詰めた尚志の選手たちに敬意を表したい。

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いや見応え満点の試合でした。
今年のマリノスもきっとやってくれるんじゃ無いかなという希望が見えた気がした。

第2試合の流経大柏と瀬戸内の試合は5-0で流経大柏の圧勝。
スタジアムでは途中で席を立つ人も目立つ状況だったが、この痺れるほどの寒さの中最後まで応援席が華やかだったのは紛れもなく瀬戸内高校の応援席だった。
最後まで力の限り応援し選手にエールを送る姿が素晴らしかった。

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