2019J1リーグ第7節ホームvs名古屋戦観戦記【上出来の勝ち点1】
ホーム名古屋戦では、試合開始前から盛り上がるMINMIのDJイベントが開催され、トリコロールギャラクシーで気分は最高潮に達する。
しかし、試合開始早々、現実でふと我に返った感じがした。
名古屋が強い。
昨年までの名古屋とは違う。
これが風間監督の名古屋サッカーか。
4月中旬にしては気温がかなり下がっているが、冷や汗をかくシーンもたびたび。
今年に入ってから中盤でこれほどまでにボールを奪われる試合はなかったと思う。
名古屋が高い位置でボールを奪うとあっという間に攻撃のスイッチが入り流れるようなパスで前に進む。
一旦ボールを取られるとなかなか奪い返すことができず、ゴール前でクリアするか、コーナーに逃げるのがやっと。
そんな場面を何度も見せられた。
ゴール裏で何度悲鳴に近い声が聞こえたことだろう。
ゲームを名古屋にコントロールされる時間は長く幾度となく決定機を作られた。
それでも90分で与えた得点はPKの僅かに1とはよくぞ持ちこたえたと選手たちを称えたい。
勿論名古屋が決めきれないシーンも確かにあったが、冷静な処理とファインセーブで持ちこたえた朴は、間違いなくマリノスの正キーパーの座を確実なものにした。
マリノスの選手は奮闘していた。
しかし、今節の攻撃は、自陣からボールをかき出し、カウンター気味に一気に前に上がるスタイルで、今までの攻撃スタイルとは明らかに違う。
名古屋が押し込むがゆえに、今まで通りの攻撃がなかなかできなかったのだろうが、それでも素早いカウンターからマルコスジュニオールのゴールが生まれたことも素晴らしい。
これほどまでに圧倒される時間が長かったにも関わらず、チャンスもいくつか作れたことはポジティブにとらえたい。
1-1のドロー、勝点1は上出来だと思う。
これが、ポステコグルーが志向するアタッキングフットボールの変化形と言えるかどうかはわからないが、強いチーム相手にこういう闘い方があっても良いとは思う。
まだまだ伸びしろはあるけれど、難しい試合を経験し、マリノスの選手たちはその度に成長を繰り返しているように思う。
トリコロールパラソルは回せなかったけど、次は確実に勝点3が取れるに違いないと確信した夜だった。
マルコス、今日もゴールとパフォーマンスをありがとう!!
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