【イッペイシノヅカのこと】
今年のルヴァンカップ、ピッチでいつも最も輝いていた。
入団当初より、その実力がメキメキと向上していることは明白で、ドリブル、パス、そしてシュートのいずれもが昨年の彼を上回っていた。
仲川とイッペイでポジションを争う右ウィングはJ1リーグ屈指の厚みで”誰が出ても同じサッカー”に最も近い立ち位置にいたのがイッペイシノヅカだったと思う。
それでも、J1リーグでの出場機会を得ることができない。
今年はいかんせん、マリノスが強すぎた。
結果を求められる今年のリーグで、未だ進化を続けながら結果を出し続け、ゲーム体力もノープロブレムな仲川を変えたいと思う監督はまずまずいるまい。
アクシデントがない限り彼のポジションを奪うのは確かに至難の業だったろう。
もしかするとリーグ後半戦に入って、イッペイの力を借りたいときが来るかもしれない。
それでも。その可能性を待つよりも選手生命短めのプロサッカー選手にとって出場機会を求めて移籍をするのは常なものでだからこそマリノスも和田卓也を獲得できたんだもの。
噂は流れていたけれど、夏の補強でイッペイを欲しがるクラブは当然あるだろうから、想定から流れた噂かな。
問題は、移籍先だが、大宮アルディージャというなら合点もいく。
現在大宮アルディージャはj2で2位につける。
一度J2に落ちたら、J1に上がれる可能性は数年に1回となる世界であきらかにJ1昇格圏で、出場機会も確保できるこのチャンスを逃す手はない。
個人的にも首都圏のアウェイが増えるのはかなり嬉しいし、何よりも大宮駅界隈には美味しい店が揃っている。
イッペイ、天皇杯2回戦の勝ち越し、ありがとう!
大宮をJ1に引きあげてくれ。
マリノスの試合が無い日はきっときっと応援に行くよ。
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