名古屋遠征であんかけスパゲティを食らう。
関東と関西に挟まれた名古屋の食文化、特にB級グルメはかなり尖っている印象。
中でもあんかけスパゲティはその尖り方が半端ない。
愛知県内、いや、名古屋市内ではあんかけスパゲティの専門店は多く、喫茶店でも頂ける定番メニューで名古屋市民は美味い美味いと頬張るが、他の地域から来た人の中には、一度食べて以降は口にしない人も少なからずいると聞く。
実際、チェーン展開しているあんかけスパゲティ店もほとんどが名古屋市内に限られ、関東はもちろんのこと、関西や静岡でさえあんかけスパゲティの店を見ることはほとんどない。
小生も初めて名古屋で知り合いからこれを勧められた時は驚いた。
極太のスパゲティを油で炒めトマトベースでありながら胡椒など辛さの効いた調味料をふんだんに使ったあんをたっぷりかけたこの料理、イタリア料理でも中華料理でもなく、名古屋独特の食文化である。
しかし恐るるなかれ、2度3度頂くと、これがもうやめれなくなる中毒性の極めて高いメニューなのだ。
名古屋遠征に2、3度参加し都度あんかけスパゲティを頂くとあんかけスパゲティが美味くて仕方がなくなり、グランパスと聞くだけであんかけスパゲティが頭に浮かぶようになる。
あんかけスパゲティの魅力は、名古屋遠征の魅力と化す。
名古屋メシと言えばひつまぶし、味噌煮込みうどんなどお値段高めのものが多い中、1000円ほどでいただけるあんかけスパゲティは名古屋B級メシの雄であり、名古屋遠征をする食いしん坊サポーターの強い味方と言えるだろう。
この記事へのコメント