【杉本大地のこと】

【杉本大地のこと】

この2年、カップ戦では何度か見たけれど、リーグ戦で大地のプレーを見ることはなかった。
マリノスのゴールキーパーの層が厚かったのは事実。
エリク・モンバエルツやアンジェ・ポステコグルーでなかったとしても現実的に飯倉を差し置いて大地を使うという監督はなかなか出てこなかったんじゃないかとは思う。
思えばチャンスに恵まれなかったというのはあるかも知れない。
2017年は、モンバエルツ監督の最終年度、いわば集大成となる年でチームは成熟していたし、2018年はアタッキングフットボールに指針を変えたものの、足元がうまく、走れるゴールキーパーという点ではフォワード出身の飯倉大樹が一枚も二枚も上手だった。
そして今年、飯倉をもサブにしてしまう朴が現れ、大地は第3キーパーとなってしまった。

朴が怪我をした時、優勝への目標を心配したサポーターは少なくなかったかもしれない。
J1リーグで大地のプレーを見ることがなかなかなかったわけだもの。
大地にマ今のリノスのサッカーが出来るのか?
今のマリノスのキーパーが出来るのか?
試合が始まって即座にそれが杞憂であることをマリノスのサポーターは知る。
杉本のJ1デビューは誰が出ても同じサッカーができるというのをまた証明することになるのだから。
勿論、特徴は朴とは若干は異なるかもしれない。
それでも試合を重ねることでその安定感も上がり、スーパーセーブも連発し、確実に今年の優勝に貢献したメンバーの一人である。

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大地がマリノスを去るのはちょっと(いやかなり)寂しいけれど、難しいゴールキーパーというポジションでJ1デビューをマリノスで果たし、勝利に貢献し、結果その年優勝を経験することができたことはとても幸せだろうし大地の今後の大きな糧になるだろうことは間違いないと信じている。


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