ホームvs徳島戦で椿直起がJ初ゴール【武者修行中のトリコロール】
遠藤渓太はドイツに行く。
トリコロールの後継者たちがこのニュースに触発されないはずがない。
J2クラブにレンタル移籍中の選手たちはなおさらだろう。
今や23歳という年齢は海外移籍をするには決して若いとは言えないそうだ。
与えられるチャンスをつかみ活かして渓太の背中を追いかける姿をイメージしているはず。
2020J2リーグ第8節は水曜開催。
水戸の山田康太・山谷侑士、北九州の椿直起、町田の吉尾海夏は、週末に試合を終え中2日の連戦で、再びスタメンでピッチに立っているわけだが疲れたそぶりを全く見せない。
むしろ、中2日とは思えないほど、しっかり走り、与えられた仕事をこなすべく前に向かっている姿が勇ましい。
海夏は、今節もフリーキックからのアシストで先制に貢献。
鋭いミドルキックは今節も健在でその精度はJ2屈指だ。
そしてJ2強豪の徳島を相手に爽快な勝利をおさめた北九州では椿直起が躍動。
タイミングをはかった町野のターンと入れ替わるように入ってきた椿が最も欲しいところにパスが入り、見事な崩しからの椿のシュート。
椿がついにプロ初ゴールを決めた。
ユースでの活躍を考えるとプロになって1年数か月、ここまで長かった気はしなくもない。
今年に入ってメキメキと頭角をあらわし力がついてきていたのでそろそろゴールが生まれるだろうと期待はしていたが、それでもやはり小躍りするくらい嬉しいものだ。
ゴールを決めた後の椿の満面の笑みは、未だ子供のようにあどけなく、小生もまるで我が子の成長を喜ぶかの如く満面の笑みでDAZNに食い入っていた様子。
流石に連戦で闘い続ける山田・山谷・吉尾らは、前半で交代するも、椿だけは今節も86分までプレイを続け満足そうにピッチを降りた。
少し遠くに離れていきそうなマリノスの背番号11の背中に、ほんの少しだけ近づいた気分になっただろう。
ユースの時から見ているけれど、同世代の中でポテンシャルは限りなく高いし、しっかり伸ばせる環境も準備されている。
まだまだこれから。
渓太の背中に近づいていけるように、まずは今年は北九州でしっかり成果を残し続けてほしい。
今年中に機会が出来たなら、一度はミクニスタジアムに足を運んで生で椿直起のプレーを見たいと思っている。
まずはおめでとう!
勝手に遠くから活躍を祈っている椿直起のお父さんになった気分だ。
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