2020J1リーグ第12節ホームvs広島戦観戦記【強いメンタル、大迫のフィード、攻撃陣の競争】

2020J1リーグ第12節ホームvs広島戦観戦記【強いメンタル、大迫のフィード、攻撃陣の競争】
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試合開催の決定がアナウンスがされたのは前日の22:00。
準備はしっかり出来ただろうか。
もちろん選手達はいつ自分達の出番が来ても万全の準備をしておくものだという建前はある。
でもそれってホント難しいっすよ。
元々今年は変化がありすぎて従来の年とは随分違うし、今後もスケジュールにどの様な変化が起こるか分からない。
目の前の試合に集中すると言ってもその試合が突如無くなるかも知れないし、目の前の試合の為のトレーニングが突如出来なくなることだってある。
これはメンタル的にかなりしんどい筈だ。
ただ、ポステコグルー監督になってこの辺りもメキメキと強くなっている。
キャプテンであるキー坊と扇原のボランチ2枚の安定感は抜群でこの程度のことはモノともしない強いメンタリティでこの試合は戦い抜いた。

試合開始から時間を待たずしてマリノスのサッカーがアクセラレートする。
広島も負けてはいない。
前半の闘いは5分と5分と言ったところか。
セカンドボールを執拗に奪いに来る姿勢とテクニックは今まで闘ったチームでもピカイチでボールの奪い合いは手に汗を握る。
レアンドロペレイラとドウグラスビエイラ。
相手のツートップ実物を見るとそのデカさと迫力に驚かされる。
チャンスは広島の方が多いもののギリギリのところでバランスが崩れゴールにならなかったのは、決して相手の精度の問題ではなくこちらのネガティブトランジションのスピードと守備への集中力の成果だったと思う。
ただ流石にフリーキックからのセットプレーは要注意だとは思っていたが、後半そんな嫌な予感は的中し1点を返された。

助かったのは大迫のフィード。
若くして日本代表に選ばれる逸材だが、マリノスのプレスが強いせいか、そもそも足もとが得意ではないのか、少なくともマリノスとの試合では10本に6、7本はサイドラインを超えてくれる。
今節も大迫のフィードは落ち着かずサイドラインを超えることしばしば。
マリノスにとっては好都合で、これがインテンシティの高いアタッキングフットボールの間で暫しの休息とボールの両方を与えてくれた。

結果は3-1で完勝。
マリノスの3ゴールは全てデザインされたマリノスのアタッキングフットボールによって生み出されたもので進む道が正しいと言うことだろう。
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ジュニオールサントスや大然の個の打開力は確かに素晴らしいが、個の力だけで打開すべくボールを持ちすぎたシーンは中央に絞った広島のディフェンスの網にかかってしまう。

そんな中の前田大然から高野遼への交代で高野はそのまま左サイド前線にポジションを取る。
昨年の磐田戦ブリブリ、ポステコグルー監督の大検証ですな。
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甲府で武者修行をしていた頃にサイドハーフを経験している高野だが、マリノスのサッカーをやってきた経験もあって周りとの連動による好守に安定感とサプライズが交差する。
大然だってこれ見るとウカウカできないし、終盤相手チームが足が止まってきたタイミングでこの起用はありじゃないっすかね。

とっても気持ちの良い連勝、連戦はまだまだ続くけれど次もよろしくお願いしますよー。

ちなみに、キャプテン、キー坊のいじられぶりも安定しておりまする。
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