マリノスGKスクランブル【そしてオビも帰ってきた】

マリノスGKスクランブル【そしてオビも帰ってきた】

ほぼ1年ほど前、昨年の11月2日、小生は鳥栖にいた。
毎年楽しみにしているアウェイ鳥栖戦、優勝に向かってまっしぐらではあったが、仲川不在で右サイドにスタメンで遠藤渓太が入る。
試合開始早々、その遠藤渓太がティーラトンのセンタリングにきっちり合わせてボレーシュート。
確かに、GKはボールに触ったものの、そのままゴールに突き刺さる。
先制してすぐだっただろうか、マテウスの突破に誘われ果敢に飛び出したGKをあざ笑うかのような豪快なエリキのシュートはバーに当たりながらもゴールの中で跳ねた。
この前半20分ほどのプレーでマリノスの勝利が決まった。
ウキウキしながら、空港で見返したDAZNの画面では、2点目の失点で、悔しさを身体全体で表現する相手ゴールキーパー、高丘のアップが映し出されていた。

どうしてだろう、あの悔しそうな高丘のアップの映像が頭から離れず、小生の中で、高丘陽平のイメージはいまだまさにあの映像そのものだ。

移籍間もないそんな高丘がもうピッチに立つ可能性が高いという。
長期にわたり榎本哲也と飯倉大樹がゴールマウスを奪い合い続ける姿を見てきたけれど、マリノスのゴールマウスをピッチで守るキーパーが短期間でこれほど何度も変わることになるとは思いもしなかった。
なんとまあ、チャレンジングなチームだろう。
今のマリノスのアタッキングフットボールほどゴールキーパーの出来、存在が大事なチームはない。
集中力は必要だし、ほんの少しのミスが大事故につながる。
ジュニオールサントスがいきなりピッチに立つのとはわけが違う。
充分な練習をこなして戦術理解を深めてピッチに立つならばまだしも、ほとんどぶっつけ本番に近い状態でこの時期にゴールマウスを守らせるなんて、ほんとチャレンジなチームになったものだ。
リスクを冒さなければ成長はない。
リスクを冒しながら、苦しみながら成長し、それでも勝ちにこだわる、今マリノスはそんな筋肉質なチームに生まれ変わった証拠だと思う。

そして、早くもオビが帰ってくることも判明。
GoToをやっている間に、武者修行中のトリコロールの試合を観戦に行こうと思っていたが、その第一候補の栃木行きの切符を購入する前に判明してよかった。。
ただ、それくらい、オビのプレーは栃木で光っていた。
今年の栃木は、昨年から飛躍的に強くなったが、そんな中でしっかりとスタメンの座を奪い結果を出しているのは素晴らしい。
今マリノスの正GKの座は、横一線に近い状況になっており、ACLでいったい誰がゴールマウスを守るのか全く想定できない。
これからのリーグ数試合で徐々に見えてくるだろう。
でもまずは広島には勝ってほしいなあ。

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