2020J2リーグ第40節、終盤までもつれにもつれたJ1昇格争いの結末は、最終節を待たずあっけなく決まった。
徳島はホームで大宮に打ち勝ち福岡はアウェイで愛媛に勝利、そして注目の長崎は甲府と対戦しドローに持ち込まれ1-1で引き分け。
最後までその可能性に懸け、終盤は勝ちにこだわり闘った長崎だったが、今年昇格の可能性は潰えた。
今節の長崎vs甲府戦は、久しぶりにエジガル・ジュニオがスタメン出場。
J2において、エジガルのプレイは秀でている。
試合開始1分直後の決定機で決まっていれば、この試合勝ち点を落とすことはなかっただろう。
前半、完全に長崎がゲームを支配しこれは最終節までもつれ込むだろうと言う予測をしたのだが、惜しむらくは、決めきれたのがカイオ・セザールのゴラッソ一本のみだったこと。
後半に入ると甲府は立て直しに成功し、試合の主導権を奪い返す。
ピッチ上の長崎の選手が苦しめられているという印象を強く感じる。
長崎のディフェンス陣はピンチの連続をギリギリでカバーしていたが、コーナーキックからのワンチャンスを甲府は見事ものにする。
追いつかれてからの長崎の選手たちの焦りが画面から伝わる。
精度は落ち、チャンスを作り切れず、むしろ最後まで甲府が優勢のまま試合終了。
泣きじゃくる長崎の選手たちを見ると、今年の昇格をかけて想定以上のプレッシャーを感じていたのかもしれない。
得点の差だけが結果となるサッカーの世界は残酷だ。
楽しみにしていた五島のマリノスブルーの海はほんの少し遠かったらしい。
ただ思えば、昇格が決まった徳島・福岡もJ2に降格して以降昨年までの数年間、昇格のチャンスを何度か逃してきたわけだから、力があってもそれだけ昇格というのがむつかしいということなのだろう。
長崎だってまた来年昇格を目指して頑張ってほしい。
さて、来年のJ1リーグは、九州3クラブ・四国1クラブ・北海道1クラブと遠方が増える。(そもそもチームが二つ増えるわけで。)
コロナの影響がどこまでどうなるかにもよるけれど、海を越えての遠征のチャンスは確実に増えるので、今からそれを計画し空想することを楽しみたいと思っている。
とりわけ今年は一番遠いアウェイが湘南だったわけで、来年の遠征への渇望は今からハンパない。
大分・徳島は未だ遠征で行ったことのない未開の地。
決して楽な旅ではないだろうけれど、チャンスがあれば行ってみたいわぁ。
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