【2021J1リーグ開幕アウェイvs川崎戦観戦記 byDAZN】<一つの敗退、三つの期待>

<一つの敗退、三つの期待>

開幕当日にスタジアムにいないのは何年ぶりだったか。
久しぶりに自宅のDAZNでの試合観戦となる。

エウベル・喜田のベンチ外は想定していたがなんとマルコスがベンチにも入ってないのはちょっと心配だったり。
かたやマリノスというチームで若干18歳、興国高校の樺山がスタメン入りし大きなチャンスを掴んだ。

川崎が強いチームであることは、ゼロックス杯を見てもわかってはいたものの、前半は試合の入りがよろしくなく本当に苦しい闘いになってしまった。
ポゼッションサッカーのマリノスが川崎にボールを持たれ続ける厳しい展開で何度も何度も押し込まれる。
ボールの奪い合いでは川崎に勝てず、スペースに出たボールへの反応も川崎が早い。
川崎はマリノスのパスコースを素早く消していく。
この状況でマリノスがボールを前に運ぶのはなかなか厳しい。

そんな中でも、カバちゃんこと樺山は、左サイドで想像以上の動きをみせ、躍動する姿がひときわ目立った印象だ。
J1リーグで十分闘う力を持っていることを実感したし、彼がプロ初ゴールを決める日はそうそう遠くないのではなかろうか。
ピッチの選手たちはよくやっていた印象ではあるものの、なんせパスの出し先を見つけるのに苦労し、奪われるシーンが続出。
川崎の方は前へのパスがすんなり通りアタッキングサードにするすると入ってくる。
マリノスにはあまり決定機がなかった前半、川崎のシュート本数は12枠内8、決定機の数を考えるとオビの度重なる好セーブは賞賛に値する。

下手すりゃ0-4くらいで折り返していたんじゃないかってくらいシュートを打たれまくったが、ゴールとなった2点は流石にノーチャンス。
川崎の見事な崩しをほめざるを得ない。

後半開始から水沼と大然がイン。
仲川は左サイドにスライドしたあたりからマリノスの攻撃スピードが上がりはじめ、徐々にペースを取り戻しゴールに迫る。
このチャンスを物にできなかったのはしごく残念だ。
等々力でゴールを奪うことはできなかったが、川崎から3点目を奪われることも無かった。

無得点に抑えられ決して賞賛すべき試合ではなかったけれど、ポステコグルー監督はご機嫌斜めだったけれど、この試合90分を通して見る限り、ゼロックスで闘ったガンバよりは良い試合をしていたと思うし、シーズンを通してまだまだ強くなれると感じた。
監督は、トランジションのスピードや、球際で川崎を上回ることが出来ず後手に回ったことにに落胆したんじゃないかと思うし、等々力のロッカールームで雷が落ちているに違いない。
まだ始まったばかり、川崎戦で始まり川崎戦で〆る今シーズン、千秋楽は大観衆の日産スタジアムで川崎に快勝する様がが目に浮かぶぜ。

この一年で、今節感じた三つ期待に応えてくれるに違いない。
樺山が今シーズン多くの試合に出場し飛躍、成長してくれること。
今日の悔しさをばねに、スピードで川崎を圧倒すべくチームが更に成長すること。
そして三苫には大至急で海外に羽ばたいて欲しい。

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