【2021J1リーグ第2節ホームvs広島戦観戦記】寒さ吹き飛ばす2Goal!

<寒さ吹き飛ばす2Goal!>
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今シーズン初観戦はホーム開幕戦のvs広島戦となりました!
前日は花粉症と興奮でちょっと寝付けず、にも関わらず、6:00前に目を覚まし、二度寝してしまって起きたら9:30と何十年ぶりかの朝寝坊で幕を開けた。
コートを着るのも忘れて慌てて家を出たのだが、昨日までと打って変わって気温は低い。
昼になっても気温が上がる様子はなく、震えながら試合を見る羽目になった。

ジュニオールサントスは怪物だ。
何故にネルシーニョが彼を使わなかったのか正確にはわからないが、彼をJ1リーグで開花させたのは紛れもなく我がマリノスのフロントとポステコグルー監督で、半年でマリノスの戦術にピッタリフィットしたとは言えないもののそれでもゴールを量産した。
今節対する広島は守備は安定しているものの攻撃が安定しなかった印象で、ここに一人で打開してしまうジュニオールサントスが加わったのは驚異である。
甲府の堅い守備の基礎を築き上げた城福監督率いる広島は、しっかり固めボールを跳ね返す能力に長けている。
今節彼らの見せたサッカーはまさに攻撃戦術ジュニオールサントスとも言えるもので、ジュニオールサントスにボールを預けるとあとは外国人選手で自由にやってよし。ってもの。

マリノスはほとんど自由にシュートを撃たせていないし、ボールを握り自分たちのサッカーをやっていたのもマリノスだった。
球際は激しく、パスを多用しあのワクワクするサッカー。
にもかかわらず前半1-3で折り返しとは、気温以上に気持ちが寒くなる。
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2点は、エゼキエウとジュニオールサントスがディフェンスを剥がすタイミングで取られたPKとフリーキック崩れから。
もう1点はVARで見つかったハンドリングからのPKと崩されたわけでも流れからの得点でもない。

広島の守備は硬く、クロスはことごとく跳ね返され、シュートは大迫に届く前にカットされる。
2点のビハインドは心に重くのしかかり、ハーフタイムに買ったホットコーヒーは3分で冷たくなる。
サッカーだもの、こんな試合もあるさ。とは思うものの、前節川崎に完敗していることもあり開幕からの連敗は屈辱である。

ただ、ピッチで闘う選手たちは冷静だった。
マルコスジュニオールが苛つくシーンが少しはあったものの、自分たちが信じるサッカーをある意味愚直に続け、ゴールを脅かす。
確かに前半からチャンスは作っている。
きっと自分たちのやっているサッカーを信じているし、前半で手応えもあったのだろう。

ジュニオールサントスは相変わらずボールを持つと自力で前に突き進むが、マリノスの選手たちは何度剥がされても彼の前に立ちはだかり最後はボールを奪い切る。
途中で入った渡辺浩太が良い仕事をした。
全員が集中力を切らさず連動する。
渡辺皓太の曖昧なクロスをおさめたオナイウがふりむきざまのキックでゴールを破り、渡辺皓太の鋭いクロスに合わせた大然がダイビングヘッドで今日2点目を決めた時、大然は恐らくマリノスに来て初めてゴール裏にガッツポーズを送り、その大然の喜びに胸が熱くなった。
身体の芯から冷たくなっているはずの小生はいつしか寒さを忘れている。
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追いつかれた広島はドローのまま試合を終わらせることに徹しているように見えた。
ゴールキーパーはテンポを切り、チームでアタッキングサードを固め、ボールホルダーに執拗にプレッシャーをかけ、とにかくゴールを割らせない。
いやいや、待てよ、試合開始から広島のサッカーは同じだった気もする。
結局広島の中盤に仕事をさせず、押し込み守備をさせた結果かもしれない。
あと、一本ゴールを決めていたら。。とも思うけれど、よくぞ追いついたと小生は思いたい。

試合後マリノスのベンチにやってきたジュニオールサントスを迎え入れた、各スタッフとの抱擁、そしてスタンドからの拍手にはこの逸材を発掘し、半年で育てたクラブとしての誇りも入り混じる。

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オビは、まさにジェダイの戦士、3失点はノーチャンスだったけれど、それ以外は落ち着き払った見事なセービングだった。
マリノスのサッカーに理解を深めた前田大然、今年は守備と攻撃で大活躍をする予感。
さあ、これからギアをあげていこう!!

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