【2021J1リーグ第5節ホームvs徳島戦観戦記】消えた大然と消えたゴール

<消えた大然と消えたゴール>

3月のJ1リーグ連戦最後となった今節は昇格組徳島とのホームゲーム。
マリノスのスタメンは中2日というのにほとんど変わらずで高野と渡辺が変わったのみ。
ティーラトンが怪我しても高野がいるって安心感は半端ないし、渡辺への監督の期待も伝わってくる。

前田大然は疾風のようだ。
前半10分ボールを奪った瞬間大然が消えたように見え、あっという間にボールがゴールに突き刺さった。
前節は怪物かと思ったが今節は忍者だ。
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圧巻のゴールで前半10分に先制。
このペースなら今節も3点くらい行っちゃうんじゃないかと期待はしたが、以前対戦した時とは打って変わって徳島は厄介な存在だった。
なかなか追加点が入らない中で後半15分、またもや前田大然のシュートがゴールに突き刺さる。
直線的なシュートのイメージが強い前田大然だが、ゴール前でのマルコスジュニオールのパスから、ゴール右上ここぞとばかりのコースに弧を描きながらボールが吸い込まれていく。
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あの美しさは芸術で、スタンドにいるマリノスサポーターは全員胸が熱くなったに違いない。
そんな中でVARレビュー。
どのシーン?オフサイドでもないし??
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その前段のマルコスジュニオールのプレイがイエローと判定されあの素晴らしいゴールはノーゴール判定。

この後の判定に若干スタジアムは不穏な空気となる。
VARの映像が大型スクリーンに映し出されて、スタジアムにいる全員が確認できたにもかかわらず。。だ。

マルコスがイエローを取られたジャッジは勿論だが、その後のエウベルが倒れ込んだシーン、上福元がゴールライン外でボールを取ったシーンなどいくつかの微妙なシーンの判定に選手たちだけでなく、スタンドのマリノスサポーターがざわめくことしばしば。
なんせピッチが近く見やすい環境だから、観客もしっかり見ているという自信と気持ちが前に出る。
コロナ禍で声を出しての応援はできないのでコールリーダーが応援を先導することもできず、しかもマリノスファンオンリーのスタンドだから審判団も実はやりにくかったんじゃないかと。

個人的には審判団のジャッジを批判するつもりは全くない。
ちょうどゴールライン近くの上から見ていた小生は上福元のボールキャッチがオンラインである副審の判断を支持できる。
(ゴール裏から見たら、ボールは外に出ていたように見えただろう。)
きっとJリーグジャッジリプレイでも取り上げられてもDAZNで見直しても審判のジャッジは正しいのだろうな。

ただ、マリノスファンにとって、あの前田大然の前田大然らしからぬテクニックシュートはまさに覚醒の瞬間に見えたし、1-0で苦しむ徳島戦の勝利を確実に手繰り寄せるゴールだったし、前田大然の最多ゴールを予感するものだったし、あのゴールが取り消しになったことは、頭で理解できても気持ちがついていかなかったが故のコンプレインであったと思う。

ラスト10分は徳島が猛攻を見せ、サンドバック状態だったが、徳島のシュートがゴールを破らなくてホント良かった、色んな意味で。
1-0の辛勝で3連勝。
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ゴールを決めた選手ではなく、玄人好みの渋い人選をするサントリーMOMが節前田大然に贈られたのはあの幻の2点目もあってのことだろうと思ったりする。

ただ今節のような試合をしていたら優勝争いに最後まで残れないぞ。
もっともっと強くならにゃ〜。

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