<極上!!春のOJT>
桜の花が舞い散る三ツ沢公園でのデイゲーム。
松原、畠中、そして渡辺こうたの3人が代表に取られるだけで選手層の厚みが大きく変わる。
マリノスはこれに加えて、怪我で3人、コロナで2人が出場できないわけで、チームの総合力が伴わないチームだったとすればとてもJ1では闘えない状況だっただろう。
それでもマリノスはベストと言えるメンバーでイレブンを組めるのだからすごい。
トータル8人抜けても、マリノスのワクワクするサッカーが楽しめるのだ。
ただ、ベンチまで含めると流石に限界があって若干18歳の興国3人組が揃ってベンチ入り。
更に、前半9分でマルコスジュニオールがアウトとなると最終兵器の天野純INでいよいよストックが底をつきそうな状況。
かたや、広島は攻撃戦術はジュニオールサントスそのものというチームなので、大迫が抜けたところで戦力ダウンの印象はない。
そんなルヴァン杯の第2節で5-0の大勝利を収めてしまうんだから、改めてマリノスサポーターをやってて良かったと思いますよ。
ジュニオールサントスは敵ながらホント上手くて怖い。
(まあ育てたのはマリノスだけど。)
可愛いけど相手にするとホント嫌な選手で、彼がボールを持つたびにスタンドはざわめき、ピッチに向かってスカウティングをしはじめるサポーターまで出てくる。
ボールをこれほど思うがままさばかれるとマリノスのいずれの選手であってもデュエルで勝つのは至難のワザだ。
それでも組織的なディフェンスで彼にほぼシュートを撃たせなかったあたりは今節勝利できた大きな要素かと。
マリノスが先制出来たのも大きい。
広島は基本逆転勝利の少ないチームなので、1-0で折り返しあとは勝ち切るのみ!と思いきや、後半15分までに追加点を2つ奪ってしまったあたりで広島のメンバーはモチベーションを保つことさえ厳しくなった印象だ。
そろそろ結果を出すだろうと期待していた仲川が2点目を決め4-0となった後、ポステコグルー監督は興国高校卒業間際の樺山と南をピッチに送り出す。
せめて1点を奪おうと前のめりになる広島を抑えかわしてからの流れるような攻撃で、先輩選手のみなさんがいい感じのボールをフォワード両サイドに出してくれるわけで、社会人になりたての二人にとっては極上のOJTではないですか!
新人君もこれに応えるべく果敢にチャレンジするも結果的にゴールは奪えず。
ゴール前でのほんの少しの落ち着きと精度をもう少し上げていく必要はありそうだが、可能性は強く感じる。
良い経験になったで終わらせることなく、次の出場機会には結果が出るよう精進すべし。
最後にオナイウ先輩がしっかりお手本を見せてくれたでしょ?
がはは!やっぱり、花よりトリパラ!いい気持ち。
今シーズン開幕以降7試合負けなしでここまで来ていた広島の選手たちにとって今節は恐らく悪夢のような大敗だったに違いないし、J1リーグ第2節で引き分けて強がったコメントを出していた城福監督も今節はどんあコメントを出すのだろう。
次はゴールデンウィーク最終日にアウェイで対戦となるが、これでマリノスはメンタル面でかなり優位に立った戦いができそう。
兜の緒をしっかり絞めてかかれば勝利間違いなし。
絶対行きたい広島遠征、なんとかコロナが収束しますように!
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