【アウェイ札幌戦観戦雑記】荒野選手を責めてはいけない

<荒野選手を責めてはいけない>

劇的逆転勝利の札幌戦。
終盤80分からのマリノスの攻撃はマリノスサポーターにとって最高のおかずで、これだけでご飯お茶碗一杯をが食べれてしまう人は多いだろう。
小生自身、この週末DAZNで見直し、ご飯お茶碗3杯食べれちゃいましたよ。

1点目の天野純のアシストはサッカーメディアでも話題になっていて、やべっちスタジアムでも久々のサブイボに選定された。

反面、天野純に置き去りにされた荒野選手を責めるコンサドーレサポーターの厳しい意見もあるようだが、そんなコンサドーレサポーターの方には「あなた方は間違っている。」と声を大にして言いたい。

ベルギーから帰ってきた天野はマリノスのテクニシャンとして、その質の高いプレーの数をどんどん増やしている印象。
特に今年にはいってからは、天野が繰り出す相手にとっては怖い前へのパスの精度はどんどん上がっていてこれに前線が合わすことができるようになれば益々決定機が増えていくと思う。

札幌戦の80分のあのシーンは確かに札幌の選手に疲れが見え右側にある大きなスペースを松原と天野がターゲットにしたことが大きなきっかけとなったわけだが、ピッチに入って間もない荒野が全力で潰しに来るのは自然の流れだ。

そうでなくとも、その前段で札幌の足が止まりはじめていてネガティブトランジションが遅れたコンサドーレの選手たちを宮澤が鼓舞し、疲れが激しい前線のA・ロペス、金子等を次々と変える采配がおこったばかりだった。

あのタイミングでピッチを横切る天野にマンツーマンでついている荒野がスピードを持って潰しにかかろうとしていたわけで、ここで天野の振り向くような切り返しを防ぐことの出来るディフェンスは流石にいないと思うけどなぁ。
その後のクロスも完全にディフェンスのタイミングを外しているので、コンサドーレサポーターのみなさんには荒野選手を責めるのではなく、これは天野を褒めてほしいなあ。と思うのだ。

このタイミングでさらに中盤でかき回す渡辺が入ったことで相手選手は嫌だったに違いない。
その渡辺へのパスが2点目の起点となった。

エウベルのシュートがゴールに突き刺さるのを見てへたへたと倒れこむ福森が目に焼き付いた。

ここ数年のコンサドーレ札幌との試合は勝ったり負けたりを繰り返しており、冷静に見ると勝ち負けはほんの少しの差で決まっている。
お互いの監督がリスペクトしあう持ち味を出し合うゲームとなるので、見ている人たちは面白いけれど、負けたチームのサポーターにとっては結構きつい精神状態に陥れられることは小生も経験済みなのだけれど、冷静に見返すと自チームの選手を非難することはできないなぁと毎試合思うのだ。

今週は水曜日にルヴァンの試合があるし、札幌戦で途中出場だった天野や水沼、そして渡辺が躍動するのがとっても楽しみだ。

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