BOSS(アンジェ・ポステコグルー)のこと

BOSS(アンジェ・ポステコグルー)のこと

中村俊輔を伝説化したセルティックがBOSS(アンジェ・ポステコグルー)に白羽の矢を立てたのは偶然か?それとも因果関係はあったのか?

いつかこの時が来ることは分かっていたし、心の準備はできていたつもりだ。

分かっていても、寂しいし、これからのマリノスが心配になってしまうし、素直に拍手を送ることがむつかしいほど偉大な監督だった。
今年もう一度日産スタジアムで一緒にシャーレを掲げたかった。
横浜F・マリノスの歴史で、これほどまでにインパクトを残した監督はいただろうか。
チームにおいて監督の影響力が小さくないことは分かっているが、この3年半横浜F・マリノスというチームの中心にいたBOSSの存在があまりに偉大過ぎた。
今までのマリノスのサッカーを大きく方向転換し、最先端のサッカーをマリノスに根付かせチームの絆を強く打ち出し、クラブ全体を強い集団に変えた。

ある意味頑固で、どんなに苦境に立たされても、サッカーのフィロソフィーはかたくなに曲げない。
にも拘わらず、選手やスタッフのモチベーションコントロールは巧みだ。

ポステコグルー体制1年目は不安に思ったり苦しい気持ちになったりしたが、それを払しょくするだけのエキサイティングなプレイに期待をふくらませた。
やがて結果が伴うようになりサポーターのBOSSへの信頼は高まり、今やBOSSがいないマリノスが考えられないくらいになってしまっている。

他クラブの多くの監督がリスペクトする今やJリーグ屈指のマネージャーが、Jリーグでの実績をひっさげてヨーロッパを目指す。

サッカーの監督業なんて、常にクビと隣り合わせで、セルティックに行って成功する保障なんてない。
それでもBOSSは更なる高みを目指す。
マリノス在籍の選手だって、更なる高みを目指してマリノスに来ているし、マリノスで闘いながら更なる高みを目指している選手たちがいるように、コーチが監督となってマリノスを巣立っていくように、これからのマリノスは、ヨーロッパに監督を輩出するクラブになっていかなければならない。

そう考えると、やはり、我々は、BOSSの新たなチャレンジを支持しなければならないのかもしれない。

心配なのはBOSSのサッカーをベースに、マリノスが更なる飛躍を目指せる監督なんているのか?ということ。
小生の、小さすぎるデータベースからはナーゲルスマンしか出てこないんだけど。。。

BOSS、ありがとうございました。
最後のお願い、セルティックに行くなら是非、フロンターレの三苫も一緒につれて行っていただきたく。

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