<オビ、この地で強くなれ>武者修行中のトリコロール
横浜Fマリノスは先んじて中断期に入ったが、Jリーグ全般でいくと7月18日が中断前最後の週末となる。
マリノスの試合がない週末、武者修行中の選手のプレイを見るべく、どこのスタジアムに行こうか悩んだ結果、栃木に決めた。
コロナ禍がなかなか収束せず、むしろ増加している状況下で、街から離れたところにしたいと思う反面、あまり遠いところにも行けないし。栃木であれば在来線を使って往復4000円ほどで日帰りで行けるかなと。
夏真っ盛り、自宅でテレワークをしていても汗ばむこの時期に、大谷資料館の自然の冷蔵空間は一度行くと結構病みつきになるってこともある。
ただ、やはり、見たいのはオビ・パウエル・オビンナの復活だ。
レンタル移籍してすぐに、スタメンとしてピッチに立った我らのジェダイ、オビ・パウエル・オビンナの栃木での初戦では、新潟相手に3失点の惨敗という結果。
新潟高木のシュートは確かに見事ではあったものの、絶頂期のオビであれば決して止めれないゴールではなかったように思え、やはり試合勘が少し衰えていたのではないかと思った。
今こそジェダイの復活を観たい。
そんな想いで宇都宮餃子を食って宇都宮やきそばを食ってやってきました初めての栃木グリーンスタジアム。
JR宇都宮駅の東口からシャトルバス(往復1000円)に揺られて30分ほどで到着。
恐らく現地サポーターさんは皆んな自家用車で来るのでしょうな。
入場してみると森の中に昔のキンチョウスタジアムがあるようなイメージ。
コンパクトながら、ピッチが近くて高低差は相応にあるのでどの席からでもとても観やすい。
今節バックスタンドからの観戦でピッチ全体を俯瞰で観戦したが、今のマリノスが強いということを改めて実感した一日だったか。
現在栃木は降格圏のボーダーギリギリ、対する甲府は5位とJ2の中でも下位と上位の対戦となったわけだが、正直それが力の差であることを改めて認識する内容。
マリノスの選手たちが普通に高速で繋いでいくあのパスが栃木のフィールドプレイヤーには出来ないのだ。
それでも、オビがゴールを破られなければドローで勝点1を確保出来るわけだが、この試合でも前半15分に失点。
確かに甲府の鳥海は今節ピッチ上で最も輝いていたし技ありゴールだったけど、だからってオビが破られちゃうと今の栃木は勝てない気がする。
この一本のゴールで甲府の試合運びは楽になり栃木はかなり難しくなったであろう。
その後お互いにゴールの匂いはしなかったが恐らく甲府は攻め急ぐことをやめた。
しかし栃木の方は今節唯一ゴールの匂いがしたのは後半43分のケネディのヘディングのみで、それまでいわゆる決定機と言えるだけの攻撃の組立が危なっかしい。
ただ、そんな厳しい環境こそ武者修行の地としては最高かもしれない。
オビよ、この地で更に強くなれ。
また機会があれば見に行きます。
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