【オナイウ阿道のこと】

【オナイウ阿道のこと】

横浜F・マリノスに来てやっと1年半、それでもたった1年半だ。

昨年入団が決まった時は良い補強だと思ったしマリノスに来ることで1年もすればフォワードの要になるであろうことも想定できた。
体感や身体能力の高さを疑う余地は無かったし、日本のフォワードとして大物となる予感はじていたけれど、まだ原石を磨いている途中、伸びしろあり伸び盛りのまさにこのタイミング、金額的にも本当に良い時期の入団だった。
昨年はコロナ禍の影響でイレギュラー過ぎたこともあり活躍に制限はあったが、その後の成長スピードはJ1リーグでは群を抜いた。

その進化は今シーズンに入ってからの5ヶ月に凝縮されている。
ほんの2年前と比較した時、オナイウの現在のピッチ上での存在感は飛躍的に大きくなった。

気が付けば12ゴール。
個で打開するわけではない。
味方選手との連携でチャンスを確実にものにできる決定力の高さは、マリノスでプレイしてこそその才能を開花させることができたと小生は信じている。
満を持して日本代表として召集されたとき、感じるものは多かったんだろうな。
今しかない。と考えることを否定はしない。
海外への移籍はサポーターとして誇るべき話だし、移籍金もしっかり残してくれるのだろうし何はともあれ、原石をここまで磨くことができたのはマリノスだからこそという自負もある。

しかし、1年半は短いよ。
いや、オナイウの成長スピードが速すぎたか。
川崎の追撃、王者奪還を何としても実現したいサポーターとしてはせめて今シーズンの終わりまでマリノスで一緒に戦ってほしかった。
これはもう本音。

ゴールを決めるたびに、家族・子供にパフォーマンスをプレゼントする姿がとてもファミリアで好感が持てる。
セルティックって噂もあったけど、NHK番組のチェックを怠らないオナイウだもの、このタイミングでフランスを選んだのは大河ドラマ「晴天を衝け」で渋沢栄一が大きく成長した場であったからかもなんて邪推してしまう。

正直、痛い。
ただ、行くからにはもっとビッグになれ。
ワールドカップで日本代表としてピッチに立つのを待っている。
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