「これは良い補強だ。」ニュースを見て思わずうなってしまった。
ピーター・クラモフスキー監督就任後、負けなしで上位に食い込んできたモンテディオ山形に樺山がレンタル移籍とは。
先般の磐田戦を見ても徐々にクラモフスキー監督の推し進めるサッカーのカラーが浸透し始めている山形に足りないピースは、「個で打開できるサイドアタッカー」であると感じていた矢先の話だ。
前半の速攻で2点を奪った山形も後半は磐田の逆襲に防戦一方。
暑さや連戦による疲れもあったのだとは思うが、最後は気力で逃げ切ったという印象だった。
勿論、あの厳しい状況下で、勝点3を奪った山形の選手には拍手を送りたいが、こんな時に遠藤渓太や仲川のようなスピードのあるサイドアタッカーがいたならば、自陣に押し込まれていたとしても3点目を奪い試合はもう少し楽な展開になっていたに違いない。
今の山形の布陣は、林と山田康太の2トップ。
元々山田康太は、長年ミッドフィルダーとしてプレイしてきた選手で、決して根っからのフォワードではないが、戦術をよく理解し、前からポジティブ・ネガティブのいずれのトランジションのスィッチとして極めて重要な役割を果たしている。
林はフォワードとして実力を伸ばしている。
しかしサイドアタッカーとなると、J1昇格を目指すチームとしては物足りなさを感じる。
樺山は、若干18歳ながらJ1リーグの経験もあり、ルヴァンではゴールも決めていて、J2であればピッチで成果を上げるだけの素養は充分備えているし、試合出場機会を増やすチャンスでもある。
恐らくクラモフスキー監督が欲しいと思っていたピースを古巣から獲得したというところではなかろうか。
そして樺山はここで成長するとても良いチャンスだ。
今やチームの柱となる山田康太と選手たちの心のよりどころとなりえるクラモフスキー監督に、伸び盛りの樺山が見れるとなると、こりゃシーズン序盤では全く想定できなかった山形のJ1昇格あるかも。。と思えてくる。
かくいう小生、サッカー観戦以外も含めて山形は未だ未開の地。
機会があれば今年のうちに山形遠征したいなぁ。と思っていたが、その熱はこのニュースを見てさらに熱くなっている。
あー、行ってみてぇー、NDソフトスタジアム。
あー、食ってみてぇー、伝説のカレーパンと山形牛。
さてあくまで妄想の域ではあるものの、この移籍が成立した背景には、恐らくテルが神戸からのオファーを断りマリノスに慰留してくれたことは影響していると思っている。
もし、テルが神戸への移籍を決めていればとてもマリノスに樺山を手放す余裕なんぞなかったに違いない。
神戸のことだもの、さぞやマネーは良かったんだろうとは思うけれど、サポーターとしてはテルにはもう感謝しかない。
ただ、クラモフスキー監督も樺山もテルの決断に感謝しているのではなかろうか。
いやー、テルのためにも?山形遠征いっときたいなー。
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