【消えた清水遠征青春18きっぷの旅】
このプランを考えていたのはもう2か月前だった。
その頃、政府は、オリンピック開催を実現するうえで、最終兵器とされるワクチンの準備に懸けており、オリンピック開催までに国民にワクチン接種がいきわたせることを強く強調していた。
8月ともなると、流石にワクチンは行きわたり、感染者はかなり減少しているはずだったし、この予測が外れるとはよもや誰しも思わなかったのではないかと。
なんせ青春18切符を利用して清水に行けるタイミングはかなり限られているわけで、こんなチャンスを逃すわけにはいかない。
アウェイガンバ戦は流石に平日開催ということで仕事に支障がでるので難しいけれど、連休最終日の清水であれば、翌日新幹線で帰ってくれば会社に出社は可能。
綿密な計画を立て始める。
2400円ほどで途中下車でプチ観光と美味しいものを頂きながらの静岡入り。
静岡のホテルと言えば中島屋ホテルグループ。
静岡駅近くに複数のホテルを所有・経営しておりこの土地ならではのおもてなしがとっても良くて価格もリーズナブル。
早めにチェックインし、ホテルで美味しい静岡茶をいただいて、時間があれば日本平に立ち寄ってそのままIAIスタジアムに入場し試合を楽しむプラン。
この時期早めにホテルを予約すれば格安で中島屋ホテルを抑えることもできた。
しかし、その後徐々に様相が変わってくる。
ワクチンはなかなか接種できないし、感染者も減らない。
にも拘わらず政府や自治体の対応は、極めて中途半端な状況が続く。
公が実施する措置は常に矛盾がつきまとい、以前聞いたマニュフェストは何一つ実現しなかった。
今週になって、コロナ感染者が爆発的に増えるという事態が発生する。
まあ、そもそも、PCR検査数に影響を受ける数字なので、実際のところがどうなのかはかなり怪しいと思われるし、国民もそれに気づいている。
それでも小生は、幸いにもコロナワクチン2回目の接種を先週中に終えていたし、清水エスパルスのホームページやJリーグチケットの販売サイトをチェックし、7月30日にビジター席のチケットが販売される確認を続けていた。
清水戦のビジター席チケット販売がなくなったと知ったのは発売日前日。
折しも埼玉・千葉・神奈川に緊急事態宣言発令が決まった。
これは流石に心が折れる。。
清水遠征青春18きっぷの旅の計画は一瞬にして消え、購入してしまった青春18切符だけが残った。
政府や自治体のちゃらんぽらんな対応と、テレビに映る菅総理大臣のちんぷんかんぷんな質疑応答に、かみさんはあきれてゲラゲラ笑っている始末。
信頼が失墜した政府が何をいっても、もはや国民は一丸となることはできない。
クラブを信じて苦境を乗り切り見事に優勝という偉業を成し遂げたクラブ・スタッフ・選手の姿勢を誇りに思うマリノスのファン・サポーターは一体今の政府をどのように思っているのだろう。
次のアウェイは鳥栖。
実は飛行機のチケットまで取ってある。。
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