【2021J1リーグ最終節vs川崎戦観戦記】追いついた

<追いついた>

きっかけは今シーズン第1節で川崎に完敗したことだった。
川崎の鬼木監督は少なくとも昨年はマリノスとの対戦において、マリノスの怖さを確かに感じていて、今シーズンもかなり警戒していたに違いない。
しかし開幕のアウェイ川崎戦のの完勝は彼らにとって大きな自信となり追い縋ろうとするマリノスを引き離し二連覇を実現した。
今シーズンマリノスに優勝はない。
それでもこの試合で結果を出さねば来シーズンに繋がることはないし、来シーズンのJ1リーグの面白さはきっと半減する。
1チームだけが強いリーグは、日本のリーグには似合わない。
マリノスこそが、ここで一矢を報いる闘いができることが重要になるのだ。
IMG_0449.JPG
最終節の小生は、今更ながら初めての日産スタジアムメインスタンド2Fからの観戦となった。
(と言っても、サポーターズシートにとっても近い場所だけど。)
IMG_0414.JPG
いつものゴール裏1Fと比較した時、ピッチ全体が見渡せて、選手たちの立ち位置、全体の動きがとても分かりやすい。

そんな俯瞰したピッチを見る限りマリノスの前半は上々の出来で、ボールを握り自分たちのペースで試合の主導権を取っていたように思う。
しかし、川崎も強い。
一旦ボールをとりリズムが出ると一気にチャンスを作り、最後までやり切る実力は秀逸だ。
三苫や田中碧が抜けても川崎は自分達のスタイルが根付き実力を維持している。

後半は、少しオープンな展開となり、完全に五分と五分。
先制は川崎。
IMG_0472.JPG
レアンドロダミアンのゴールへの嗅覚は半端ない。
それまでもチャンスはあったが、なんとかマリノスの守備陣がしのぎ切っていたというのが実情だ。
この試合少し前ののマリノスならば負けていたかもしれないが、高丘の守備能力はこの一年でずいぶんあがったし、ディフェンスの連携も随分良くなった。
IMG_0486.JPG
大然も見事にゴールを決めるが、恐らくお互いに勝ち切れなかったという感覚を持っただろう。

1-1という結果は、この試合に最もふさわしいスコアだったように思う。
高いレベルを1年間キープした川崎を相手に、マリノスはこの1年の積み上げがあってこの試合をドローに持ち込めたのだ。
恐らく今シーズンのJリーグの試合の中で最もレベルの高い試合を観ることが出来たと思う。

来シーズンは勝つぞ。
しかしそのために、次の開幕までにもっと積み上げねばならない。
IMG_0500 (2).JPG
にほんブログ村 サッカーブログ 横浜F・マリノスへmbh-banner

この記事へのコメント