【前田大然のこと】
前田大然のセルティック移籍が決定的との報道。
覚悟はしていた。
マリノスに入団して実績を残し、海外に移籍するというステップアップルートの確立を再認識するニュースでマリノスへの入団を希望する選手の中にはそれを夢見る選手も少なからずいるだろうし、フロント、スタッフもそれをサポートするというカルチャーに生まれ変わった。
マリノスのスカウトブランディングの刷新はポステコグルー監督のセルティック移籍で確固たるものになったと思う。
小生は未だ、マリノスに来てくれる選手がいることが有り難くって仕方がないが、2年前複数クラブからのオファーに選択権のあった大然がマリノスを選択してくれた時から彼はそういう未来予想図を描いていたかもしれないし、今回移籍してくる西村だって他の選手だって、マリノスを希望する選手の中にそんな選手がいるだろうことは分かっている。
ただ大然の未来予想図は完璧すぎた。
フロントの眼力にも間違いが無かった。
2020シーズン途中からの参入、足は速くポテンシャルも間違いはないものの決定力に物足りなさがある前田大然をマリノスはたった1年で育てリブランドに成功した。
ピッチで迷子気味だった大然にチームとして必要な哲学を解き、フィールドプレイヤーの中でフィットさせ、オナイウというライバルと競争させることで、決め切る力をつけ、更にはネガティヴトランジションでは世界一のフォワードとなり、ブレイクスルーに成功した。
今の前田大然は間違いなくマリノスが育てた大然だ。
セルティックには古橋というレベルの高い好敵手がいる。
そして大然を育てたポステコグルー監督がいる。
海外移籍した選手の実績という意味ではマリノスはまだまだ物足りない。
更なる高みを目指して進化を続けてほしい。
大然の活躍がマリノスの進化にまた繋がって行く。
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