【あまじゅん、もっぺんいってこーい】
一度、三ツ沢であまじゅんをベルギーに送り出したのは、2019年の夏だった。
マリノスの主軸としてのプレッシャーに負けまいとチームの中でも苦しみながら前を向くあまじゅんがつかんだ世界へのチャンスだった。
折しも、この年マリノスは13年ぶりの優勝を果たしたが、翌年想定外の経緯からマリノスへの復活となる。
ヨーロッパで再び、攻撃に対する執念を取り戻し、テクニックにも磨きをかけたあまじゅんは、スタメンから外れることは増えたものの相手がつかれ始めたタイミングでの切り札となり、ゲームのテンポを変え、何度もマリノスのピンチを救うことになる。
アウェイ札幌戦のビッグプレーからのアシスト
ホーム札幌戦のビッグプレーからのアシスト
今年、いったい何度見返し、この映像で何杯ご飯が食べれたことか。
恐らくマルコスジュニオールがいなければ、あまじゅんはマリノスでも押しも押されぬトップ下として君臨する実力を持っていたはずだし、他のクラブであればスタメンを約束されていたチームもあったはずで、喉から手が出るほど欲しがるJリーグクラブもあったに違いないと思っているが、海外のクラブを選んだあまじゅんにはやはりトリコロールの血が流れていると考えたい。
本当はマリノスにいて欲しい、
あの高いテクニックを見れなくなるのは寂しい。
前回の歓送の時もそう思ったし、今もそう思っている。それでも、今回もあまじゅんを歓送したい。
ユースから大学、マリノスからベルギー、そして今回。
あまじゅんがマリノスを離れるのはこれが3回目だけれど、なんだかあまじゅんはもう一度、いつかマリノスに帰ってきてくれそうな気がしている。
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