【再訪、かめやの天玉そばをすすりながら】
しばらくいや一年ほどだろうか、足が遠のいていた新宿思い出横丁のかめや。
この店の天玉そばは、ワンコイン以下の蕎麦屋では恐らく日本一だと思っていた。コロナが始まるまでは。。
アウェイFC東京戦の試合後、京王新宿駅を降り立つとこの店で至福の一杯をいただいて家に帰るのが小生の習慣だった。
味の素スタジアムに近い深大寺に立ち寄れば、美味い蕎麦屋は唸るほどあるにもかかわらず、試合が終わり新宿駅まで戻ってくるとこの店の蕎麦が食いたくなるのだ。
いつも行列ができていて、小さめの丼にきりりとしめた生蕎麦と大きなかき揚げ、温泉卵、濃いめのつゆ、すべてのレベルが高い。
コロナが始まって、休業は解け、その後(FC東京戦とは関係なく)久しぶりに再訪したのがおよそ1年ほどまえだったか、その味わいのレベルダウンにがっかりしたのを覚えている。
この店のかき揚げは必ずしも揚げたてを食べれるわけではないけれど顧客の回転が速いがゆえに、揚げたてに極めて近い状態だからこそ、サクサクのレベル感を維持できていたことを再認識した。
偶然か必然か、行列のないこの店で冷えてしまったかき揚げにぬるい濃い口の汁となるとどんなに蕎麦が美味くても、丼の質は大きく低下してしまうということを舌が改めて思い知った。
2日前偶然店前を通ったところ、コロナ前ほどではないけれどお客さんの行列が戻ってきているのを見て久しぶりにかめやに立ち寄った。
430円を払って、丼を受け取る。
揚げたてホヤホヤではないにせよ、かき揚げはまだ温かいし、そばつゆも熱い。
よかった、確かにコロナ前の味が戻ってきている。
生蕎麦のしまりも良くて、そばつゆ、かき揚げとの相性がいいぞ。
これぞ、アウェイFC東京戦の後に食べたい一杯だ。
コロナがようやく落ち着いたと思っていたのだが、またも13都県にマンボウ適用を追加するらしい。
昨年のアウェイFC東京戦、都の指示により無観客試合となり自宅からなら、ホームより近いアウェイゲームを自宅で観戦し、もちろんかめやに立ち寄ることもできなかった。
今年のアウェイFC東京戦は、9月初旬で予定されているが、果たして行けるだろうか。
その頃かめやの天玉そばの味は維持されているだろうか。
試合も蕎麦もとっても気になる夜だった。
かめや新宿店
住所 東京都新宿区西新宿1-2-10
営業時間 [月] 6:00~24:00 [火~金] 0:00〜24:00 [土] 0:00~翌3:00 日曜定休
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