【落柿舎で一捻り】<嵐山>
昨年のセレッソ遠征の折は開門前で入館できなかった落柿舎に今年のアウェイ京都戦当日もう一度チャレンジしてみた。
京のはずれの片田舎に残る、元禄の俳人向井去来の遺跡である。
入場料は300円
初めてくぐった門の向こうにはは至るところに侘びと寂が詰まった世界が広がっていて、映画のセットのようでありながらさすがはどこか重厚感を感じる。
屋内に入ると暗めの台所で本物の鈴虫の音色を耳にすることができ身上げれば藁葺き屋根の幾何学的芸術建築を拝むことができる。
庭は少しずつ視覚を変えるだけで異なる景色を見ることができるあたりは、俳人の遺跡ならでは。
案内の方から「できれば一捻りして帰ってくださいね。」
いやいや、俳句なんて読んだこともないし、そもそも五七五で読むというルールくらいしか知らないし。。と苦笑をしたけれど、園内のあちこちに、散らばる、俳句の数々を読みながらつらつらと庭を回っていると、捻ることなく、一句浮かんだので読んでみた。
紫色けふの敵地で鞠まさる 萬寿
おそらく、俳句を知る人たちからは笑われそうだが、何気に気に入っている。
結果4-0で勝ったしねぇ。
まさに勝利の一句だ。
来年もまた、京都に来れたなら、トロッコ列車には乗車してみたいなぁ。
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