<簡単じゃないけれどPart2>
我がマリノスがホームでガンバ相手に痛恨の敗退をした日、アルビレックス新潟がJ1昇格を決めた。
松橋力蔵監督のもと松田詠太郎がスタメン争いをしているチームの試合は時間があればチェックしていたけれど、この日は家に帰っても見逃し配信を見る元気さえないほど落胆をしていたし、今年結局新潟に足を運ぶこともできなかった。
しかし幸いにも勝てば優勝が決まる第41節がご近所の味の素スタジアムで開催されるなんて、これほどラッキーなことはないわけで、何故か?今年3度目の味の素スタジアムに足を運ぶことにした。
今年最もその動向を追いかけていたJ2クラブは新潟で、松橋力蔵監督がアルベルのスタイルを継承してチームを勝利に導いているとマスコミはよく言うし、それが間違っているとも思わないけれど、この一年の采配を見ていると改革中のマリノスのトップチームでコーチをしていた経験は確かに活きていると感じていた。
チーム内にヘルシーな競争は常にあったし、チームとしての完成度も徐々に良くなっていくのが分かるし、ボールをつなぎながら押し込みチーム全体で崩しにかかるスタイルは恐らくJクラブの中で山形以上にマリノスのスタイルに近しいし、観ていてワクワクするスタイルは恐らく新潟のファン・サポーターの心をつかんだに違いないし、天才肌の中心選手である本間至恩が抜けた後も大崩れすることなく同じスタイルのサッカーを続けることができたのも松橋監督だったからだと思っている。
マリノスの中が大きく揺れた2017年、トップチームのヘッドコーチに大抜擢され、拳を握り決意表明をした力蔵さんの強いまなざしはサポーターの不安を払拭するには十分でなんだかとても助けられた気分になったことは恐らく忘れることはないし、感謝しかない。
他クラブとは言え、力蔵さんの監督としての晴れ舞台をこの目で見れる可能性があるのだ。
当日の味の素スタジアムはまさしく新潟サポーターにジャックされた格好で12000人の観客というけれど、6:4でオレンジのユニフォームが勝っている。
新潟は自分達のスタイルでゲームを支配していやかのように見えたが、結果は0-1の敗退。
しっかりチャンスは作っているが最後のところの連携、シュートの精度が少しずついつもより足りない印象で、一本のコーナーキックに沈むというパターン。
なんだかなぁ。
ここ三試合同じような展開を見ているような。
ただヴェルディはガンバや磐田よりちゃんとサッカーをやっていたし、以前観戦した試合よりも随分チームのバランスが取れている。
足りなかったのは新潟の攻撃の精度だけだ。
松橋力蔵さんがシャーレを掲げる姿を見ることはできなかったけれど、オレンジのユニフォームに混じってマリノス以外のチームを久々に真剣に応援したのは何年ぶりだっけかな。
それほどまでに力蔵さんの笑顔を生で見たかった。
ちなみに富澤清太郎は、今もヴェルディサポーターなのね?
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