<連覇を諦めない>
勝点差1で迎えた頂上決戦。
この試合を制した方が優勝に大きく近づく大一番だ。
多くの会社が半期決算の平日週末だというのに19:00には3万人を超える観客が日産スタジアムに押し寄せた。
しかし前半は内容から考えると信じがたいスコアで0-2のビハインド。
マリノスはアタッキングサードにしっかり攻め込みチャンスを作っているし、守備のケアも光っている。
決して相手に崩された訳では無いのだが、前半のうちにPKから1点、セットプレーで1点を献上。
PKは不運としか言えないし、セットプレーはノーチャンスで武藤を褒めるしかないのだがこの2点が重くのしかかる。
迎えた後半、マリノスは一体何本のシュートを打ったのだろう。
確かに神戸のディフェンスは秀逸だった。
いつもなら通るとであろうパスを弾き、チャンスを見事に跳ね返し続けた一方で、マリノスの攻撃陣は枠ギリギリを狙ったシュートは枠を外し続け、無情にもスコアは動かないまま笛がなる。
不思議なことに負けたとは言え、横浜ダービーやアウェイ柏戦のようなモヤモヤがなぜか無い。
この試合ではワクワクするプレーは随所に散りばめられ、最近なりを潜めていたアタッキングフットボールが戻って来た実感は確かにあったせいだと思う。
2点のビハインドでも最後の最後まで選手のベクトルは常にゴールに向かっていたし、観客も信じてエールを送り続けた。
試合後のゴール裏は、選手がピッチから消えるまでチャントは鳴り止まない。
神戸との勝点差は4となり、残り試合は5節となったが、この試合を見てマリノスはまだまだいけると思った。
連覇を諦めるもんか。
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