<デカシタ!ケンタ!>
今年の天皇杯はアウェイ岐阜からのスタート。
平日ナイターでなければ一度は行ってみたいと思っていた長良川ではあったけど、残念ながら今回はHUBでの観戦。
相手はJ3とカテゴリーの差は大きいがそれにしてもポープを除きベンチスタートもしくはベンチ外だった選手がメンバー入り。
一発勝負の天皇杯、アウェイゲーム、絶対負けるわけにはいかない試合でこのメンバーでマリノスのサッカーがどこまで機能し崩せるか?
不安と期待が入り混じる中でホイッスルがなる。
想定の範囲ではあるけど、入りは岐阜がマリノスを圧倒しており最初の20分、3度の決定機で得点を取られていれば、この試合終わっていたかもしれない。
それくらい岐阜の入りは良く立て続けにヒヤリとする。
個の力で劣っているとは思わないが、パスのズレ あわない呼吸はマリノスを苦しめた。
レフェリージャッジにも助けられて、前半先制を許さず0-0の折り返し。
後半、先制から試合終盤に逆転された時はもうダメかと思ったが、ラストプレーで遂に井上健太が吠える。
振り抜いたシュートはバーに当たりそのままネットを揺らす。
勝利を確信したであろう上野監督の顔が歪むのをカメラはとらえていた。
デカシタ!ケンタ!
わきにわくHUB店内。
なかなか結果がでなかった健太だが、このところ存在感を上げて来ていた中でこのゴールは大きな自信になるだろう。
植中の1ゴール1イエローも立派な成果。
あの警告がなければラストチャンスを迎えるまえに試合終了の笛が吹かれていたかもしれない。
全体を通じて見ると確かにマリノスのサッカーは出来ていて延長戦が進むにつれ疲弊し苦しんだのは岐阜の方だった。
PKまでも連れたものの逆転負けのジンクスをここで断ち切った健太のゴールは大きい。
ちょっと2回戦J3チームとの対戦とは思えない痺れるゲームに満足し他会場の結果を覗くと、後半終了間際筑波大が町田に追いつきPKの末勝利している。
デカシタ!内野!
明暗を分けるこの結果、真逆の精神状態で週末首位を迎え撃つ。
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