<強いマリノスはどこへ>
また負けた。
試合後、ゴール裏から選手にブーイングが浴びせられ、その後チャントが歌われることも無かった。
このゴール裏のアクションには色々な意味が込められている。
ヴェルディとのクラシコと銘打たれたこの一戦、両チームとも決して上位ではないものの、この試合に負けてはダメだ。という気持ち。
現在のベストメンバーで挑んだはずのこの試合で負け、連敗を喫してしまったという現実。
そして何より試合内容にフラストレーションを感じたと言うこと。
前半45分までマリノスは全くペースを掴めなかった。
ヴェルディはボールホルダーに執拗に突っ込んで来る。ファールを犯してでも中盤でマリノスを潰しボールを奪う。
セットプレー崩れのゴラッソ?で1点。
確かに山見のシュートは素晴らしかったが、止められないゴールでは無かったと思う。
跳ね返した後の準備は明らかに足りなかった。
更に処理ミスからのオウンゴール。
前半20分で2点を失うもそれまでにマリノスはらしいチャンスを一度も作ることができていなかった。
自分たちのペースを掴み始めたのは45分を過ぎてから。
宮市のゴールで、ここからの挽回を期待したし、後半はマリノスがボールを握り攻め立てた。
ただ、その後ゴールを破ることはなく試合終了。
思えば、相手のプレスは弱くなりむしろアドバンテージを守りきる戦術に変えたようにも思う。
押し込むがアタッキングサードの人口密度は高くなり、クロスからのシュートは難しくなる。
相手の集中した守備とマリノスの精度の足りなさでチャンスをものにすることなくホィッスルが鳴る。
スタンドは最後の最後まで選手がゴールを破ることを信じていたに違いないが、その期待に応えることはできなかった。
強いマリノスはどこに行ったのか。
J1リーグでは相手チームを分析し、しっかりと対策を打ってくる。
そんなチームに勝っていくならば常にその対策を上回らねばならない。
今のマリノスはそれができていないのであろう。
また中3日で次の試合がやってくる。
我慢の時期であることは理解はしているもののそれでも勝点は積まねばならない。
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