<サンブンノニ/ニジュウサンブンノサン>
今年の天皇杯は今までのところ全てHUBでの観戦で、今節も長崎まで行くことはできずにHUB観戦。
J1リーグ川崎戦とホームセレッソ戦の間にぶち込まれたこの遠征にマリノスの布陣はなかなかリーグで見ることのできない選手たちのプレーを堪能出来る。
長崎とはカテゴリーは異なるものの、Jリーグの世界ではJ1下位チームとJ2上位チームにそれほど力の差はないわけで、この布陣で勝てるのか?という心配はあったがいざ始まってみるとマリノスのアタッキングフットボール炸裂でボールを保持し攻撃を仕掛けるのはマリノスばかり。
問題は決定力で、成長を遂げた原田岳が守るゴールを破ることだけが足りない。
前半散々チャンスを作るも決めきれず0-0で折り返すのだが長崎にはシュートを一本も打たせていないことを考えるとこれは物足りない。
ちょっと嫌な予感はしていたが、唯一のシュートチャンスをものにした長崎が先制する。
決してマリノスが悪いわけではないのだが、なんせ原田岳は当たっている。
あまじゅんのゴールで追いつき1-1のまま終盤までも連れ込んだ結果、またもや長崎に唯一のチャンスを決められる。
この時点でマリノスはシュート19本でゴールは1。
長崎はシュート3本でゴールは2。
ただね、ピッチに立つ選手たちの危機感はマリノスの方が圧倒的に高かったに違いない。
アディッショナルタイムでの同点弾にHUB全体が歓喜し、逆転弾にHUB全体が揺れた。
悲鳴のような歓声とハイタッチの嵐、このチームでの劇的な勝利はドラマ以外の何者でもない。
HUB全体にこだまするWe Are Marinosのチャントに酔いしれる。
終わってみれば、長崎2/3 vs マリノス3/23。
2点を決めた長崎のブラジル人選手の決定力には脱帽するが、最後の最後まで諦めることなくゴールを奪いに行ったマリノスの選手たちにこそ讃辞を送りたい。
今節ピッチに立った選手たちがカップ戦のみならず残るリーグやACLで活躍する姿を見ることを願って。
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