<トリコロールを魅せつけた!>
マリノスのホームゲームとしては実に16年ぶりの国立開催のこの試合、新国立になってからずいぶん試合をしてきたけれど、なんとホームゲームは今節が初めてだった。
マリノスのホームゲームらしく、テーマは「SHOW THE TORICOLORE トリコロールを魅せつけろ」と言うことで、試合開始前の演出は素晴らしいの一言。
いつもの演出に、海上自衛隊東京音楽隊のアンセムと、花火が盛られて、さすが日清オイリオプレゼンツ、揚げ揚げだ。
相手は、何年もの間、苦手チームとして苦しめられてきたセレッソだが、マリノスの試合を日頃見ないファンだけでなく、セレッソの選手スタッフにも、しっかりトリコロールを魅せつけた。
セレッソ相手に4得点とは、小生の記憶にはない光景で、前半を見る限りよもや4得点は想定できなかった。
セレッソの守備はなんだか、マリノスとは相性が良くないようで、とりわけ、キム・ジンヒョンがゴール前に立つとなんだかゴールを割れる気がしない。
ボールをしっかりつないで、アタッキングサードまでは侵入するのだが、ゴール前のスペースが縦横いずれも限定される印象で、ここは今節も前半苦しめられた印象。
それでも、マリノスが先制するまでの間、ゴールを破らせなかったマリノスの守備が今節はとりわけ見事だった。
相手フォワードは、レオ・セアラ ルーカス・フェルナンデス ヴィトール・ブエノと超が付くほど強力で、ちょっと前までのマリノス同様、彼らにボールが渡ると(マリノス的には)ろくなことにはならないわけだが、飯倉のファインセーブだけでなく、畠中と永戸の復帰でラインコントロールが冴えわたる。
27節を終えて無失点試合は2試合しかないという今シーズン、この試合を無失点に抑え続けたことが、結果的に4得点をたたき出す結果を産んだように思う。
MOMには、加藤漣 ロペス 飯倉が選ばれ、もちろんそれを否定はしないけれど、前半のピンチをオフサイドで逃げ切ったディフェンスのラインコントロールこそ、影のMOMじゃないかな。
トリコロールに埋め尽くされた真夏の国立、最高の夜だった。
この記事へのコメント