<水沼宏太も黙ってない>
リーグの方では長らく首位を走っていた町田がついに広島にその座を明け渡す反面、長らく最下位に沈んでいた札幌は7月以降順調に勝点を積み上げついに最下位を脱出。
そもそも監督が優秀なチームなので駒が揃えばそりゃ強くなるわな。
まだまだ波乱は想定されるし、まだ何も決まってない。
だからサッカーは面白い。
先週末は台風の影響でアウェイ磐田戦が延期となったマリノスとホームに川崎を迎え快勝した札幌との対戦。
この違いが今節どのように働くか。
週末のアウェイと合わせてこの2戦、両チームがどう組み立てどう闘うか。
タイトルから随分遠ざかっているルヴァン杯はやっぱり獲りたいしドキドキとワクワクが溜まらない。
今節のスターティングメンバーにはエドゥアルドもフォワードのブラジルトリオも不在。
植中朝日のワントップに井上健太と宮市亮。
センターバックは畠中の相棒に渡邉が復帰。
期待半分、不安半分のこの布陣で挑むとは、ハッチンソンはチーム内競争とクラブの成長を促するチャレンジャーだ。
出足の悪さがやたら目立ち、札幌に何度もチャンスを与えるが今節の前半はまさに飯倉劇場。
もうダメかというシュートをことごとく弾き返す。
前半0-3となっていても不思議ではなかったゲームを植中の先制までゼロで抑えた飯倉は横浜の守護神オブザ守護神。
その後札幌は悪夢に見舞われる。
植中の抜け出しと決定力は冴えていて前半30分台に一気に2得点。
そしてこの試合を決定づける3点目を失うリスクを荒野がレッドを持って阻止したことが結果裏目に出る。
ハッチンソンの交代術は常にチャレンジングで選手に出場機会を与えることが最重要と見た。
加藤聖がオウンゴールを誘うクロスを出し、あまじゅんは中村俊輔もビックリの鮮やかなシュートを決める。
水沼宏太も黙ってない。
気迫がボールに乗ったような高速シュートがネットを揺らす。
厳しく楽しくボールを回すマリノスが6-1と第1戦で大きなアドバンテージを得た。
ただね、まだ何も決まってない。
第2戦もしっかり勝ち切ってまずは次に駒を進めよう。
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