<ポープが凡人に見えた日>
マリノスが笑顔なき勝ち上がりをした日の夜、自宅に帰って広島と名古屋の対決を観戦。
第1戦は広島が1-0でリードをしてはいるものの、何も決まっていない状況。
先に準決勝進出を決めている立場としては、どちらと対戦することになるのか、気が気で仕方がない。
準決勝まではホーム&アウェー方式、つまりは遠征も考えるわけで、まあ、名古屋であれば日帰りでの遠征も可能性は探れるものの、マイルも底をつきかけており、さすがに2か月連続の広島遠征はスケジュール以前に費用面で厳しいわけで、どちらが好きとか嫌いというのはないものの、心の底では名古屋を応援していたことは否めない。
さすがは首位に躍り出た広島で、地力は、広島のほうが上ではあるが、名古屋はそんな広島に十分すぎるほどの対策を打ってきた。
一旦、先制したならば、決して広島にゴールは割らせない。
その執念の中心に、名古屋で今やベテランとして君臨する守護神、ランゲラックはいた。
この日のランゲラックのセービングはもはや神の域で、ランゲラックがゴールマウスを守るだけで、広島の選手たちからするとシュートコースが制限されてしまうような気持になってしまったに違いない。
当日、マリノス戦を見ている小生としては、このランゲラックを見てしまうと、ポープはまだまだ凡人に見えてしまう。
これは、PKになると、名古屋に相当なアドバンテージがありそうだとは思っていたが、まさか、第2キッカーをランゲラックが務めるというのはさすがにサプライズ。
実に3本のシュートを抑えて、名古屋が勝ち上がる。
それにしても、しびれるほど引き締まった試合展開で、大味なっマリノス・札幌戦とは比較にならないきりきりとした戦いであった。
今までも簡単ではなかったが、次の名古屋戦、札幌戦のようなゆるい入りでは、確実に仕留められるに違いない。
勝って兜のなんとやらである。
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