<13日の金曜日ですから>
降格圏を行ったり来たりしていた京都サンガだが、ラファエルエリアスの加入後はかなり調子が良い。
連戦が始まったばかりの金曜日、下位チームとはいえ要注意のチームとの対戦、ニッパツ三ツ沢のスタンドはぎゅうぎゅうだ。
マリノス布陣はリーグのベストメンバーで挑んだわけだが、京都は出足が早かった。
要注意と言っているのに西村は不注意なプレーから前半9分にレッドカードで退場、残りを10対11で戦うのはさすがにしんどかった。
なんせトップ下がいないわけで人数が足りなくなるとどうしても精度が下がってり落ち着かなくなり京都のカラーが色濃く出る。
その中でラファエルエリアスのしなやかな身のこなしは脅威で、先制も彼だった。
1ー2のビハインドの中、流れを変えるべく交代カードを切った直後にまた不運が襲う。
交代で入った宮市がファーストプレーの直後にピッチに倒れ込む姿は、痛々しい。
今節はブラジルトリオの決定機での精度は足りなかった。
そして度重なる不運は、最後までマリノスの敵となった。
マリノスも自分たちのサッカーで挑んでいたしよく闘っていたとは思う。
10対11の闘いで五分と五分の闘いだったし、ピッチの選手達からは勝ちにこだわる執念のようなもの感じ取れた。
敗戦については個人的にショックがなかったのは、その執念がしっかりスタンドに伝わったからかもしれないし、おそらく今節起こった不運がなければ、間違いなく勝てていたという自負はある。
まあ、13日の金曜日ですから。
ただ、宮市のことを考えると胸が痛む。
怪我が最悪ではありませんよう、少しでも早くピッチに帰ってきてくれることを、これは神に祈りたい。
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