【2024J1リーグ第37節アウェイ湘南戦観戦記】それでもホームになったとき

<それでもホームになったとき>

長期連戦から抜け出したマリノスはアウェイ鳥栖戦以降4連勝中のまま最後の連戦に突入。
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水曜のACLE MD5から中2日のアウェイ湘南戦は今年も小生はバックスタンドで観戦する。
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以前はバックスタンドのビジター観戦可能エリアはかなり広く、マリノスサポーターも押し寄せスタジアムのスタンドの半分程度を埋めてしまうので、どっちがホームなんだかってくらいでったのだけど、最近は席数がかなり制限されており、更に今節は湘南ホームゲーム最終戦ということでチケットも完売。
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オープンなスタジアムの構造や湘南サポーターの盛り上がりも手伝ってアウェイ感が凄い。

マリノスは次が中3日でオーストラリアなので、まずまずターンオーバーはしてくるだろうとは思っていた。
松原健に代わってジャンクルード、ボランチは天野純と榊原彗悟かぁ。と思いきや、榊原彗悟とジャンクルードの立ち位置は逆。
彗悟の右サイドバック、大丈夫?狙われねえか?という心配をよそに同サイドのあまじゅんのフォローで彗悟なりのサイドバックを確立していく。
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むしろジャンクルードの左ボランチが想像以上で、とにかくプレーがダイナミック。
相手のイメージを超えるパスが次々とくり出されリズムを作らせない。
この布陣にすることで短時間でビルドアップは成功しアタッキングサードに攻め込むのだが、シュートがなかなか枠に入らない。
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アタッキングフットボールはできているのだが、ゴール奪えず逆にセットプレーで先制されて0-1のビハインドで折り返しとはちょっと想像できないよ。

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後半アンデルソンロペスの左足で同点に追いつき、ここから一気に逆転に持っていけるかと思いきや、ゲームはどんどん湘南ペースになっていく。
マリノスはビルドアップもうまくいかず攻め込まれるわ、同じような崩され方をするわ、球際で負けるわ散々である。
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シーズンの終盤で調子を上げてきた湘南からすれば今シーズン最後のホームゲームでマリノスに勝利はサポーターが思い描いていたストーリーそのものだったろう。
試合終盤、バックスタンドの湘南サポーターの盛り上がりがどんどん高潮し、ロープだけで隔てられたバックスタンドは湘南サポーターの圧がすごい。

しかし、89分にあまじゅんが押し込み、アディショナルタイムにヤンマテウスが決めた瞬間、マリノスサポーターは全員が立ち上がりこぶしをあげ、バックスタンドの盛り上がりが一気に逆転。
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静まり、うつむく湘南サポーター、この結末は想像できなかっただろう。
席数では圧倒的に不利なレモンガススタジアムもこの瞬間からマリノスサポーターのホームになった。

屋根のないスタジアムから見下ろすトリパラは夕日に映えて美しい。
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