【エドゥアルドのこと。】
2019年の優勝は、当時、ブラジルからやってきた俊足センターバック、チアゴ・マルチンスの存在なくして語れない。
チームメイトからも化け物と言われたチアゴの存在は、サポーターの目からも異例の能力の持ち主で、ポステコグルーのサッカーを具現化するのに足りないピースは見事にはまった。
そんな唯一無二の選手の急な移籍の後釜としてやってきたエドゥアルドへのサポーターからの期待と不安は決して小さくはなかったに違いない。
チアゴとは全く異なる能力の持ち主で、これでマリノスのアタッキングフットボールをカバーできるのか?
いや、もしくは、エドゥアルドの個性を有効に発揮することでやはりマリノスのアタッキングフットボールに違った色を出すことができるのか?
エドゥアルドが極めて有能な選手であることは、対戦相手の目から分かってはいたが、その戦術理解の高さと、予測能力の高さで、アタッキングフットボールに見事になじんでいく。
センターバックの中ではゴールに絡むことも多かった。
気が付けば、センターバックの選手の中で押しも押されぬ重要なピースとなっていた。
2022年の優勝はエドゥアルドなくして語れない。
いや、2023/24年のACLの準優勝だってエドゥアルドなくして語れない。
もっと言うと、2019年の活躍の結果、2020年チアゴは怪我を余儀なくされたが、エドゥアルドは大きな離脱なく、チームをけん引してきた。
重要であった選手が抜けるのは痛いけれど、彼の活躍が来シーズンも見ることはできる。
また、対戦する日が楽しみだ。
この記事へのコメント