【實藤友紀のこと。】
ベガルタ仙台にレンタル移籍されたタイミングで既定路線ではあった。
今年のJ2リーグのJ1昇格争いの中で、毎試合實藤が出場していないか?確認をしてはいたが怪我だったのか?なかなか彼の姿を見ることができず心配はしていたが、完全移籍が発表されてすこし安心した。
もし、今年の昇格争いで、實藤がコンスタントに出場していたならば、リーグ戦の最後に仙台遠征をしていたかもしれない。
2020年にマリノスに加入してから今年まで、決して稼働率が高いとは言えないものの、チームが苦しい時はいつも彼が現れ、一定の成果を出してきた。
オーソドックスなサッカー経験者にとっては決して簡単ではないユニークな戦術で闘うマリノスのセンターバックの仕事を確かにしっかりこなしてくれる仕事人的な存在だった。
他のセンターバックにはない、シュートセンスも持ち合わせていて、リーグ出場24試合で3得点、そしてACL出場6試合で2得点とは、センターバックとしては高い成果。
とりわけ、2021年アウェイ札幌戦のオーバーヘッドはチームを救ったばかりでなく、札幌まで応援にかけつけたサポーターの胸を打った。
東北勢からJ1クラブが無くなってしまってはいるけれど、来年こそ、仙台がJ1に昇格してくることを期待している。
仙台駅ビルトライアングルのスープスパと實藤友紀に再び会えることを切に願っている。
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