<追い風の湘南>
2分1敗で迎えた第4節はななんと三連勝で首位を走る湘南との神奈川ダービー。
昨年の湘南ホーム最終節で「来年もJ1で闘うことが出来ます!」と言ってた山口智監督の言葉に見ている景色の違いを感じたのだが、今シーズンここまでは彼らの背中が遠くに見えている状態。
今シーズンの湘南の試合は全くみていなかったのだけれど、前半30分を見て湘南好調の理由がなんとなくわかってきた気がする。
確かに湘南サッカーは成熟してきており、裏抜けの技術と速度、連携のスキルが上がっている。
もう一つがレフェリングの変更だ。
昨年までであれば、ファウルとなっていたプレーが今年は流される。
後方からのアタックであっても、ボールに向いていればファウルにならない。
元々多少スキルが低くても貪欲にボールを追いかけるサッカーこそが湘南の信条で、遅れても、ファウルを取ってでもという所謂“荒いプレー”が許されるとなると湘南には有利で、これがおそらく快進撃を後押ししている。
そんな湘南の攻撃を抑え切っているマリノス守備陣は立派で、各々の個のスキルが高いことも物語っている。
ただ守備がセーフティなのは良いが、攻撃がセーフティなのは困る。

今節コーナーからのセットプレーでようやくPK以外のゴールを記録できたものの、前半の攻撃は今ひとつ。
連携が成熟していないためか、ボールを大事に持ちすぎるきらいがある。
折角コルボさんが新メニューを出しているのにポルケッタを選んでしまうくらい保守的だ。
前半2点は必須だった。
後半は想定通り、ギアが上がらない。
松原健の数度のミドルシュートは、もっとシュートを打って行けという、攻撃陣へのメッセージのようにさえ感じた。
今節もドローで未だ勝ちなし。
かたや湘南に勝ち点1をあたえてしまったような試合となってしまった。
我慢はしなきゃだけど、いつまでも待ってられないぞー。
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