<神様は、いた。>
ACLEでは首位で準々決勝に進んだマリノスだけど、リーグで3分一敗で未だ勝ちなし。
1試合少ないとは言え、順位表で降格圏にいると、その順位表を除くことさえがヤナもので。
3月とは思えない冷たい雨と寒風吹きすさぶ今節、ホームに迎えるのは調子を上げてきているガンバ大阪。
今のマリノスにとっては強敵だし、昨シーズンはパナソニックスタジアムでは良い記憶がない。
ポヤトス監督のサッカーが精度をあげている中で、それでももはや勝つことしか許されない重要な一戦だ。
試合開始から試合終了までマリノスがボールを握った時間はどれほどあっただろうか。
ボールの奪われ方は良くないし常に押し込まれる展開。
それでも、攻撃陣からの守備意識は高く簡単にゴールを許さない。
植中のプレスバックは常にチームを助け続けた。
先制はよもやのマリノス。
遠野の個人技と決定力が光るシュートだった。
前半1-0で折り返し。
後半に入ってもマリノスのサンドバック状態は変わらず。
守備がかたいとは言え、コーナーも随分とられているわけで、1点では一瞬で追いつかれてしまう。
プレスバックを怠らず守備陣を助ける植中の姿を見て、試合が進むに連れて、恐らくゴール裏のサポーターは植中にゴールを獲らせたいという気持ちがどんどん強くなっていったに違いない。
それにしても、流石、日本は八百万の神の国である。
献身的なプレーを見守る神は確かに存在した。
抜け出しからのゴラッソで植中が引き離す。
マリノスが放ったシュートは明らかに10本に満たず、ガンバが放ったシュートは20本をはるかに超えている。
それでも2-0の完勝という結果は偶然ではなく、Stunnerとして進化しつつある集団による成果だと言って良い。
朴はそれこそ彼自身が神様なんじゃないってくらい、シュートを弾き返し続けた。
ゴールマウスを守る執念は神様そのもの、MOMも当然。
ガンバ側からすると昨年から大きく戦術を変えたチームのように見えたに違いないけれど、我々はまだまだこんなもんじゃ無いことを知っている。
開幕から大車輪のごとく試合をこなしてきたが、少しばかりの休息と更なるブラッシュアップで次の連戦に挑みたい。
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