<それでも旗を振る。>
降格圏に沈むマリノスだが、ゴール裏は決して死んでいない。
出来ることはチームの後押し。
勢いに乗る浦和と這いあがろうとするマリノスのあまりに対照的な横断幕に思うところが無いわけではないが、ゴール裏は気合い充分。
試合開始前から試合終了後まで、ピッチの選手を後押しし続けた。
今節のマリノス、脳震とうによる宮市の離脱は想定外ではあったもののピッチ上のパフォーマンスは悪くなかった。
押し込みチャンスを掴むことも相応にあったし闘えていた。
PKは身振り手振りを交えて指示を続け、選手たちを鼓舞し続けたし、選手交代も的確だったと思う。
それでも1-3の敗退となったのは、低迷するチームの完成度とクォリティの差だった。
相手の先制点は、フリーキックからにゴラッソでこれはノーチャンス。
2点目は凡ミスによる失点で、崩されたわけでもなんでもない。
この2失点後も選手達は下を向くことはなく、執拗にボールを追い続けた。
劇薬もあと少し、もう少しの差を埋めることはできなかったが、崩壊寸前から立ち直りつつある姿は垣間見えた。
無情の笛が鳴っても、ゴール裏のチャントが鳴り止むことはなく、小生もフラッグを振り続けた。
選手ピッチから消えるまで。
前節、前々節の敗退とは内容が全く異なる。
ここから取り戻すことはさほど簡単では無いだろうけれど、今日のゲームをまじかで見て彼らなら出来ると確信はした。
自分達が出来ることは声と手拍子だけだけど、まだまだこれから。
ゴール裏だって死んじゃいないよ。
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