<西アジアの壁>
東アジアの闘いでは首位で通過したものの、J1リーグでは最下位のマリノス。
本試合の前段のゲームで、光州とアルヒラルの闘いでフルボッコにされる光州を見た時に、東アジアと西アジアでその実力の乖離が進んでいることを実感する。
東アジアではJリーグ勢が頭一歩抜けているものの西アジア勢のオイルマネーによる投資力の高さは想像を超えていたということか。
スター選手が前線にそろうアル・ナスルを相手に戦う今のマリノスがどれほど通用するのか、不安の方が先行したが、今年構築してきた前半の早い時間は失点することもなく試合を進めていた。
昨年後半からおそらくマリノスのフロント・マネジメントはACLEこのような展開になることを想定しチームは計画・建付けをしてきたに違いなかったが、この地に到達するまでに、それらのプランのいろいろなところが崩れていたのも事実。
1-4の敗退。
DAZNで試合を見ていてマリノスのプランは手に取るように理解できたし、うまくいっていたところもあったけれど、ほんの少しのミスを逃さないアル・ナスルの個の力は、マリノスが準備したゲームプランを大きく上回った。
試合終了後、頭の中でタラレバばかりが頭の中を渦巻いた。
これはフロント・マネジメントが準備した何か一つのピースが足りなかったというのではなく、一つ一つのピースに不足が多かったということ。
今のマリノスの総力として西アジアの壁はまだまだ高い。
ふたを開けてみないとわからない部分もあるし、簡単ではないチャレンジをしていたことは理解しているつもりだけれど、この結果や分析を今後の糧にするとして、まず今こそ集中と選択をして明確なゴールに向かってチーム一丸となって進む時だと思う。
分厚く高い西アジアの壁に挑戦する次の機会に向かって今やるべきことをひとつひとつ。
この記事へのコメント