【飯倉大樹のこと】

【飯倉大樹のこと】

なんと切ない別れだろうか。
行って欲しくない気持ちが強い反面、本人の意思を尊重せざるを得ない自分がいる。 
長期にわたり、マリノスのゴールポストを守り続けてきてくれた飯倉には感謝の念しかない。
守備のマリノスと言われ続けた時代に榎本哲也とある意味壮絶なスタメン争いを続けてきた。
闘病生活を送りピッチから遠ざかっていた時期もあった。
それでも不死鳥のように蘇り、榎本哲也が去った年、新生マリノスの新しいハイラインスタイルの確立に最も貢献した選手だと思う。
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フィールドプレーヤーから転向しフィード能力が高く足元がしっかりした飯倉がキーパーだったからこそチャレンジできたスタイルで、彼でなければこのサッカーの模索はさらに苦しんだに違いない。
一試合辺り一失点以下が当たり前だった横浜F・マリノスが新しいスタイルを模索する中でロングボールによる失点を何度も浴び、失点に慣れていないスタンドの小生達はその度に拳銃で心臓を撃ち抜かれるような衝撃を感じていたわけだから、ピッチで戦う選手の中で守備の最終ラインであるキーパーの失点による心の痛みは計り知れない。

それでも飯倉大樹は前を向きひたすら新しいサッカーを信じ、模索し続けた。
本当に頭が下がる思いだ。
この試練と苦悩の末に今のマリノスのスタイルがあることはまぎれもない事実である。

マリノスが再び強くなっていく為の進化の中で起こってしまう信頼する選手との別れの寂しさは半端ない。
これが小さい頃からマリノスで育った選手となると尚更である。

マリノスが現在の進化の末に優勝を成し遂げたとき、その長い道程を振り返れば、最初の道標に飯倉大樹の名前が刻まれていることを忘れてはいけない。
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横浜の守護神であり、なおかつビルドアップの起点となり果敢に前を向いた21番の背中を忘れない。



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