<信じる難しさ>
長女による年に一度の我が家の父親孝行デートツアー、今年はアウェイ湘南戦でプランを作ってくれた。
早朝に出発して湯河原まで。
温泉と美味しい食事を楽しんだ後、平塚で湘南戦を観戦して帰ってくるというもの。
そもそも長女にとって年に一度のマリノス観戦はあくまで父親孝行でしかない。
ここ数年、年に一度の親孝行ツアーではマリノスが完勝しているのだが、さすがにこれだけの絶不調、中2日、更に松原と遠野が怪我と、マリノスを追いかけている人間ほど期待を持つのが苦しいこの試合につきあわせてしまうことが試合前から心苦しく、温泉までのバスの中、食事の席、湯上がりでも、「すまんぁ。」「ごめんな?」という言葉が出てしまう。
「まだ始まってもないのにわからんやん!」
「私が来たらなかなか負けへんよ?」
と励まされながら試合開始。
悪くないサッカーをしているようにも思えたが、なかなか決定機を決めきれず、ついに40分を過ぎた頃湘南に先制される。
がっくり肩を落とす小生を心配そうに見る長女だが、それでも手拍子を緩めることのない我が家の長女は小生の誇りだ。
失点してからHTまでの時間が短かったことはある意味救いで、確かにゴール裏が少しトーンダウンしたのは否めない。
選手、とりわけ前線はボールを運ぶペースは落ち、丁寧過ぎるパスが増え攻撃に迫力なくなってしまう。
後半の出だしもなかなかペースを掴めなかったが、エウベルからのラッキーな抜け出しで4試合ぶりのゴールが決まるとゴール裏のボルテージも選手の動きも一気に高まっていく。
気持ちを強く持ち続けることができない状況、プレッシャーなどにプレーは大きく左右される。
反面、どんなゴールでも決まればその反動でみるみるプレーに自信が現れる。
サッカーがメンタルなスポーツであることを象徴するようなゲームだった。
長女パワーをもってしても1-1の引き分け。
最初から最後まで、マリノスを信じ続けたのは、年に一度しか観戦しないうちの長女だけだったかも知れない。


この記事へのコメント